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108 硬膜外血腫等で約1億3091万円の損害額認定|東京地裁

実例:東京地裁平成27年3月26日

夜間かつ雨が降る交差点にて、道路を歩いて横断していた被害者が、右折してきた加害者車両に衝突された事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 高次脳機能障害

被害者データ

41歳・男性(事業所得者)

事故時:歩行者

過失割合

不明

入院期間 209日
実通院日数 230日
事故日 2000/10/24
症状固定日 2001/11/16
固定まで 389日
後遺障害 2級(併合あり)
主な部位 頭部

総損害額

総額 1億3090万円

慰謝料 2860万円
慰謝料(家族分) 250万円
後遺障害慰謝料 2200万円
治療費 1589万円
逸失利益 5458万円
弁護士費用 835万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

硬膜外血腫とは

こうまくがいけっしゅ

硬膜外血腫

類型:急性硬膜外血腫

ここでは急性硬膜外血腫について解説する。硬膜とは頭蓋骨のすぐ下にある膜のことであるが、硬膜の動脈などが切れて頭蓋骨と硬膜のあいだに出血、血液がたまる症状を硬膜外血腫という。
脳損傷を伴うか伴わないかで予後が大きく異なる。また血腫の量が小さい場合、保存療法で回復が見込める場合もある。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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