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1117 右拇指中手指関節側副靭帯損傷等で約3929万円の損害額認定|東京地裁

実例:東京地裁平成20年5月21日

県道を自転車で走行中、舗装工事による凹凸により転倒し、道路工事会社に対し損害賠償請求、自分の保険会社に対し人身傷害補償条項に基づく保険金の支払を求めた事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 神経障害

被害者データ

54歳・男性(給与所得者)

事故時:自転車

過失割合

20:80(被害者:加害者)

入院期間 9日
事故日 2003/02/19
症状固定日 2004/08/13
固定まで 542日
後遺障害 9級10号
主な部位 腱・靭帯、精神

総損害額

総額 3928万円

慰謝料 840万円
後遺障害慰謝料 690万円
治療費 50万円
逸失利益 2868万円
弁護士費用 315万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

靭帯損傷とは

じんたいそんしょう

靭帯損傷

類型:膝後十字靭帯損傷、前十字靭帯損傷、膝靭帯損傷、肘靭帯損傷

骨と骨を繋ぎ関節を形作る軟部組織を靭帯という。
靭帯の重症度の分類としては、靭帯の伸長のみで損傷のないⅠ度、靭帯が部分的に断裂しているⅡ度、靭帯が完全に断裂しているⅢ度がある。いずれにせよ、損傷を負った部位ごとに適切な措置を講じる必要がある。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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