被害者データ
40歳・男性（給与所得者）
事故時：自転車
過失割合
10：90（被害者：加害者）
症状データベース
113 硬膜血腫等で約1億2484万円の損害額認定｜長崎地裁
実例：長崎地裁平成15年11月27日
道路が濡れた状態であった三叉路にて、被害者の運転する自転車と、前方不注意な状態であった加害者の運転する自動車が衝突した事故。
症状・事故の概要
症状名
- 硬膜血腫（硬膜下血腫）
- 脳挫傷
- 胸椎圧迫骨折（脊椎圧迫骨折）
- 肋骨骨折
- 気胸（内臓破裂／損傷（呼吸器）） ※各症状について詳しく見たい方は症状名をクリックしてください
後遺障害
- 視覚障害
- 嗅覚障害
| 入院期間 | 253日 |
|---|---|
| 事故日 | 2000/06/21 |
| 症状固定日 | 2001/10/23 |
| 固定まで | 490日 |
| 後遺障害 | 1級（併合あり） |
| 主な部位 | 頭部、脊椎・脊髄、体幹、内臓 |
総損害額
総額 1億2484万円
| 慰謝料 | 2889万円 |
|---|---|
| 後遺障害慰謝料 | 2600万円 |
| 治療費 | 799万円 |
| 逸失利益 | 8548万円 |
| 弁護士費用 | 740万円 |
硬膜下血腫とは
硬膜下血腫
類型：外傷性硬膜下血腫、急性硬膜下血腫
ここでは急性硬膜下血腫について触れる。硬膜とは頭蓋骨のすぐ下にある膜のことであるが、脳表面などからの出血等が起こると硬膜と脳のあいだに血液が溜まりゼリー状に固まる。これが急性硬膜化血腫である。
ほとんどが頭部外傷を原因としており、脳挫傷など脳自体の損傷を伴う場合も多い。
アトム法律事務所顧問医
奈良県立医科大学附属病院
藤井 宏真先生
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