症状データベース

1349 開放骨折等で約4620万円の損害額認定｜東京地裁

実例：東京地裁平成20年3月11日

信号のない交差点において加害者の乗用車が進入しようとしたところ、交差道路の左方から進行してきた被害者の原付自転車と出会い頭に衝突した事故。

症状・事故の概要

症状名

開放骨折
下腿開放骨折（下腿骨骨折）
右下腿部のしびれ（手足のしびれ）
足関節の可動域制限

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後遺障害

神経障害

被害者データ

40歳・男性（給与所得者）

事故時：バイク

過失割合

30：70（被害者：加害者）

入院期間	190日
実通院日数	507日
事故日	1999/05/18
症状固定日	2002/02/26
固定まで	1016日
後遺障害	9級（併合あり）
主な部位	その他、下肢、上肢

総損害額

総額 4620万円

慰謝料	1040万円
後遺障害慰謝料	690万円
治療費	3万円
逸失利益	2445万円
弁護士費用	250万円

※慰謝料は傷害慰謝料（入通院慰謝料）と後遺障害慰謝料の認定金額（家族分含む）の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

開放骨折とは

かいほうこっせつ

開放骨折

別名：開放性骨折

骨折部が皮膚や粘膜を突き破るなどして外界と交通した病態を開放骨折という。分類ではGustilo分類が良く知られており、汚染の程度、軟部組織の裂傷の程度、血管損傷の有無により全部で5段階に分かれている。
創部感染、骨癒合遷延などの合併症が生じやすく、治療にあたっては洗浄、デブリードマンの質が重要となる。

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