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152 硬膜下血腫等で約8871万円の損害額認定|名古屋地裁

実例:名古屋地裁平成26年1月9日

信号機のない交差点にて、加害者の運転する自動車と高校生の被害者が運転する自転車が衝突した事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 高次脳機能障害

被害者データ

年齢不明・女性(職業不明)

事故時:自転車

過失割合

10:90(被害者:加害者)

入院期間 57日
実通院日数 19日
事故日 2008/07/10
症状固定日 2010/04/28
固定まで 658日
後遺障害 4級(併合あり)
主な部位 頭部

総損害額

総額 8870万円

慰謝料 1970万円
慰謝料(家族分) 300万円
後遺障害慰謝料 1670万円
治療費 336万円
逸失利益 6510万円
弁護士費用 325万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

硬膜下血腫とは

こうまくかけっしゅ

硬膜下血腫

類型:外傷性硬膜下血腫、急性硬膜下血腫

ここでは急性硬膜下血腫について触れる。硬膜とは頭蓋骨のすぐ下にある膜のことであるが、脳表面などからの出血等が起こると硬膜と脳のあいだに血液が溜まりゼリー状に固まる。これが急性硬膜化血腫である。
ほとんどが頭部外傷を原因としており、脳挫傷など脳自体の損傷を伴う場合も多い。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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