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368 急性硬膜下血腫等で約8906万円の損害額認定|大阪地裁

実例:大阪地裁平成14年5月14日

被害者を左斜め前に見ながらその後方を走っていた加害者車両が、路上駐車中の車を追い越すために右にハンドルを切った被害者原動機付自転車と衝突したという事故。

症状・事故の概要

症状名

被害者データ

28歳・男性(給与所得者)

事故時:バイク

過失割合

10:90(被害者:加害者)

事故日 2001/01/23
後遺障害 無等級
主な部位 頭部

総損害額

総額 8906万円

慰謝料 2716万円
治療費 144万円
逸失利益 5723万円
弁護士費用 540万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と死亡慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

硬膜下血腫とは

こうまくかけっしゅ

硬膜下血腫

類型:外傷性硬膜下血腫、急性硬膜下血腫

ここでは急性硬膜下血腫について触れる。硬膜とは頭蓋骨のすぐ下にある膜のことであるが、脳表面などからの出血等が起こると硬膜と脳のあいだに血液が溜まりゼリー状に固まる。これが急性硬膜化血腫である。
ほとんどが頭部外傷を原因としており、脳挫傷など脳自体の損傷を伴う場合も多い。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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