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51 硬膜下血腫等で約3億7829万円の損害額認定|名古屋地裁

実例:名古屋地裁平成23年2月18日

被害者がふざけて車両のボンネットの上にうつ伏せになっていたら、加害者が自動車を発進してしまい、被害者が転落して重傷を負った事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 神経障害
  • 運動障害

被害者データ

20歳・男性(学生・生徒)

事故時:その他不明

過失割合

20:80(被害者:加害者)

入院期間 384日
事故日 2007/04/13
症状固定日 2008/04/30
固定まで 384日
後遺障害 要介護1級1号
主な部位 頭部

総損害額

総額 3億7829万円

慰謝料 3630万円
慰謝料(家族分) 500万円
後遺障害慰謝料 2800万円
治療費 142万円
逸失利益 1億1455万円
弁護士費用 1390万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

硬膜下血腫とは

こうまくかけっしゅ

硬膜下血腫

類型:外傷性硬膜下血腫、急性硬膜下血腫

ここでは急性硬膜下血腫について触れる。硬膜とは頭蓋骨のすぐ下にある膜のことであるが、脳表面などからの出血等が起こると硬膜と脳のあいだに血液が溜まりゼリー状に固まる。これが急性硬膜化血腫である。
ほとんどが頭部外傷を原因としており、脳挫傷など脳自体の損傷を伴う場合も多い。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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