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52 硬膜下血腫等で約1億6665万円の損害額認定|大阪地裁

実例:大阪地裁平成22年5月25日

交差点にて、黄色信号の状況で進入してきた被害者のバイクが、同じく黄色信号の状況で対向車線から右折してきたトラックと衝突した事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 高次脳機能障害

被害者データ

27歳・男性(給与所得者)

事故時:バイク

過失割合

40:60(被害者:加害者)

入院期間 790日
実通院日数 32日
事故日 2003/06/26
症状固定日 2004/11/12
固定まで 506日
後遺障害 要介護2級1号
主な部位 頭部

総損害額

総額 1億6665万円

慰謝料 3040万円
慰謝料(家族分) 200万円
後遺障害慰謝料 2400万円
逸失利益 9312万円
弁護士費用 785万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

硬膜下血腫とは

こうまくかけっしゅ

硬膜下血腫

類型:外傷性硬膜下血腫、急性硬膜下血腫

ここでは急性硬膜下血腫について触れる。硬膜とは頭蓋骨のすぐ下にある膜のことであるが、脳表面などからの出血等が起こると硬膜と脳のあいだに血液が溜まりゼリー状に固まる。これが急性硬膜化血腫である。
ほとんどが頭部外傷を原因としており、脳挫傷など脳自体の損傷を伴う場合も多い。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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