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543 右上腕骨近位端脱臼骨折等で約2165万円の損害額認定|釧路地裁

実例:釧路地裁平成26年3月17日

被害者がタクシーの乗客として後部座席に乗車中、運転手がてんかんの発作により意識を失い、暴走し、建物の外壁に衝突した事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 機能障害

被害者データ

45歳・男性(無職者)

事故時:自動車

過失割合

5:95(被害者:加害者)

入院期間 98日
実通院日数 36日
事故日 2010/05/02
症状固定日 2010/11/10
固定まで 193日
後遺障害 10級10号
主な部位 上肢、下肢

総損害額

総額 2165万円

慰謝料 750万円
後遺障害慰謝料 550万円
治療費 224万円
逸失利益 1051万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

上腕骨骨折とは

じょうわんこつこっせつ

上腕骨骨折

類型:上腕骨頚部骨折、上腕骨近位端骨折

肩側の骨折を上腕骨近位部骨折、肘側を上腕骨遠位部骨折という。前者は適切な措置を講じないと肩関節に機能障害が残る可能性があり、後者は骨折の態様により上腕動脈、正中神経、橈骨神経が損傷を受けることがある。
いずれにせよ早期の診断と治療が重要となる。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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