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56 硬膜下血腫等で約2472万円の損害額認定|大阪地裁

実例:大阪地裁平成24年7月26日

高齢者である被害者が電動車椅子で走行していたところ、他車の荷卸しを約10分間待ってから後退してきた加害者トラックと衝突して、死亡した事故。

症状・事故の概要

症状名

被害者データ

78歳・男性(無職者)

事故時:その他不明

過失割合

不明

入院期間 3日
事故日 2009/07/15
後遺障害 無等級
主な部位 頭部

総損害額

総額 2471万円

慰謝料 2100万円
慰謝料(家族分) 300万円
治療費 221万円
弁護士費用 44万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と死亡慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

硬膜下血腫とは

こうまくかけっしゅ

硬膜下血腫

類型:外傷性硬膜下血腫、急性硬膜下血腫

ここでは急性硬膜下血腫について触れる。硬膜とは頭蓋骨のすぐ下にある膜のことであるが、脳表面などからの出血等が起こると硬膜と脳のあいだに血液が溜まりゼリー状に固まる。これが急性硬膜化血腫である。
ほとんどが頭部外傷を原因としており、脳挫傷など脳自体の損傷を伴う場合も多い。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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