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700 頭部打撲等で約3492万円の損害額認定|神戸地裁

実例:神戸地裁平成16年8月16日

信号のない交差点において、一時停止の義務に違反して交差点に直進進入した被害者自転車と、時速30キロメートルほどで走行中すでに交差点に進入していた被害者を認めたもののブレーキが間に合わなかった加害者乗用車とが衝突したという事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 運動障害
  • 神経障害

被害者データ

48歳・男性(給与所得者)

事故時:自転車

過失割合

30:70(被害者:加害者)

入院期間 114日
実通院日数 199日
事故日 1999/09/01
症状固定日 2001/09/11
固定まで 742日
後遺障害 8級(併合あり)
主な部位 頭部、上肢、体幹、その他

総損害額

総額 3491万円

慰謝料 1040万円
後遺障害慰謝料 800万円
逸失利益 1686万円
弁護士費用 60万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

頭部外傷とは

とうぶがいしょう

頭部外傷

類型:頭部打撲、頭部挫創

体表組織の損傷は創傷という。主に鈍器による打撃や圧迫によって傷口が開いた状態になったものを挫創という。傷口が開いていないものは挫傷、打撲傷などという。
頭部の外傷は頭蓋内の損傷を伴う場合もある。命に係わる状態であることはもちろんのこと、治療後予後が悪い場合も多い。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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