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770 骨盤骨折等で約2350万円の損害額認定|横浜地裁

実例:横浜地裁平成24年9月28日

道路を歩行していた被害者に、加害者の車両が衝突し、被害者は骨盤や膝、下肢に障害を負った事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 運動障害
  • 変形障害

被害者データ

37歳・女性(給与所得者)

事故時:歩行者

過失割合

10:90(被害者:加害者)

入院期間 86日
実通院日数 29日
事故日 2008/01/01
症状固定日 2009/03/30
固定まで 455日
後遺障害 11級(併合あり)
主な部位 体幹、頭部、上肢、下肢

総損害額

総額 2349万円

慰謝料 670万円
後遺障害慰謝料 420万円
治療費 745万円
逸失利益 726万円
弁護士費用 150万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

骨盤骨折とは

こつばんこっせつ

骨盤骨折

類型:恥骨骨折、坐骨骨折、仙骨骨折、腸骨骨折、尾骨骨折

骨盤骨折は安定型骨盤骨折と不安定型骨盤骨折にわけられる。後者は骨盤後方部を含めた2か所以上に骨折がみられ、輪状構造が破綻したものを指す。
不安定型骨盤骨折では、骨盤周囲の血管損傷や骨髄出血により出血性ショックをきたし、致死的になることがある。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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