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792 骨盤骨折等で約1億2683万円の損害額認定|名古屋地裁

実例:名古屋地裁平成20年5月16日

時速約100キロメートルで被害タクシーに追従走行していた加害普通貨物車が、走行車線で発生した交通事故を避けようとして追越車線に進路変更し、同様に針路変更して減速した被害タクシーに追突した事故。

症状・事故の概要

症状名

被害者データ

50歳・男性(会社役員)

事故時:自動車

過失割合

不明

事故日 2006/01/10
後遺障害 無等級
主な部位 体幹

総損害額

総額 1億2682万円

慰謝料 2900万円
慰謝料(家族分) 400万円
治療費 6万円
逸失利益 9636万円
弁護士費用 640万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と死亡慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

骨盤骨折とは

こつばんこっせつ

骨盤骨折

類型:恥骨骨折、坐骨骨折、仙骨骨折、腸骨骨折、尾骨骨折

骨盤骨折は安定型骨盤骨折と不安定型骨盤骨折にわけられる。後者は骨盤後方部を含めた2か所以上に骨折がみられ、輪状構造が破綻したものを指す。
不安定型骨盤骨折では、骨盤周囲の血管損傷や骨髄出血により出血性ショックをきたし、致死的になることがある。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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