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797 骨盤骨折等で約7310万円の損害額認定|東京地裁

実例:東京地裁平成26年10月28日

信号機の表示に従わず横断歩道を横断した自転車が、タクシーと衝突して転倒し、後続してきた別のタクシーに轢かれて死亡した事故。

症状・事故の概要

症状名

被害者データ

21歳・女性(職業不明)

事故時:自転車

過失割合

65:35(被害者:加害者)

事故日 2011/12/23
後遺障害 無等級
主な部位 体幹、内臓

総損害額

総額 7309万円

慰謝料 2800万円
慰謝料(家族分) 400万円
治療費 25万円
逸失利益 4329万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と死亡慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

骨盤骨折とは

こつばんこっせつ

骨盤骨折

類型:恥骨骨折、坐骨骨折、仙骨骨折、腸骨骨折、尾骨骨折

骨盤骨折は安定型骨盤骨折と不安定型骨盤骨折にわけられる。後者は骨盤後方部を含めた2か所以上に骨折がみられ、輪状構造が破綻したものを指す。
不安定型骨盤骨折では、骨盤周囲の血管損傷や骨髄出血により出血性ショックをきたし、致死的になることがある。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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