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802 骨盤骨折等で約5631万円の損害額認定|東京地裁

実例:東京地裁平成25年5月28日

タクシーから降車してトランクから荷物を取り出そうとしていた被害者に、加害者乗用車が衝突してタクシーとの間に挟み込んだという事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 運動障害
  • 醜状障害

被害者データ

58歳・男性(事業所得者)

事故時:歩行者

過失割合

不明

入院期間 256日
実通院日数 153日
事故日 2008/07/12
症状固定日 2010/09/22
固定まで 803日
後遺障害 9級(併合あり)
主な部位 体幹、下肢、その他

総損害額

総額 5630万円

慰謝料 1038万円
後遺障害慰謝料 690万円
治療費 2180万円
逸失利益 1373万円
弁護士費用 75万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

骨盤骨折とは

こつばんこっせつ

骨盤骨折

類型:恥骨骨折、坐骨骨折、仙骨骨折、腸骨骨折、尾骨骨折

骨盤骨折は安定型骨盤骨折と不安定型骨盤骨折にわけられる。後者は骨盤後方部を含めた2か所以上に骨折がみられ、輪状構造が破綻したものを指す。
不安定型骨盤骨折では、骨盤周囲の血管損傷や骨髄出血により出血性ショックをきたし、致死的になることがある。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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