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交通事故の過失割合が5対5…裁判を起こす場合とは?慰謝料はどうなる?

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  • 過失割合が5対5のとき、慰謝料はもらえるのか?
  • 裁判をするべき?
  • 慰謝料の相場は?

このページでは、示談交渉の経験豊富な交通事故専門のベテラン弁護士が過失割合5対5の交通事故や裁判に関して解説します。

※掲載情報はすべて2018年の最新版です。

1過失割合が5対5の交通事故、裁判を起こす場合とは?

裁判の流れ
Q1

交通事故で裁判を起こすのはどんな場合?

交通事故の賠償金は、基本的には加害者側と被害者側との示談交渉で決定します。
しかし、合意が成立せず示談が難航することがあります。
そのような場合、裁判という選択肢があります。

示談の流れ
Q2

過失割合が5対5の交通事故における示談の流れは?

過失割合5対5の交通事故では、被害者は加害者に損害賠償を請求できます。
被害者側と加害者側が示談交渉を行い、賠償金の金額を決定することになります。
示談金には、治療費や慰謝料などの様々な項目が含まれます。

25対5の過失割合、示談金や慰謝料への影響は?

過失割合と損害賠償
加害者 被害者
過失割合
支払い 被害者の損害のX割を支払う 加害者の損害のY割を支払う
受け取り 加害者の損害のY割を受け取る 被害者の損害のX割を受け取る

Q1

過失割合が5対5とは、どういうこと?

大半の交通事故では、被害者にも過失があります。過失割合は加害者と被害者それぞれの責任を表します。
加害者側の過失が5割、被害者側の過失が5割なら、過失割合は5対5となります。
被害者が受け取る示談金額は、過失割合に応じて過失相殺されます。

慰謝料は示談金の一部
Q2

慰謝料への影響は?

被害者に過失がある場合、示談金の各項目が減額されます。
たとえば被害者の過失が1割の場合、示談金は10%減額されます。
さらに、被害者は加害者の損害額の10%を賠償する責任を負います。

3過失割合が5対5の交通事故のポイント

悩み
Q1

過失割合が5対5になる場合とは?

大半の交通事故では、加害者と被害者の双方に責任があります。
車対車の事故の場合、同等の責任が見なされることもあります。
その場合、過失割合は5対5となります。

過失割合5:5の場合*
当事者A 当事者B
過失割合 5 5
損害額 1,000万円 400万円
請求金額 1,000万円×0.5500万円 400万円×0.5200万円
最終的に貰える金額 500万円-200万円 = 300万円 0

*被害者自身の対人・対物賠償保険を使わない場合

Q2

過失割合が5対5のとき、賠償金や慰謝料はどうなる?

過失割合が5対5の場合、事故に対する責任も半々です。
そのため、お互いの損害額の50%をお互いが賠償します。
慰謝料も損害賠償の一種なので、互いに半額を支払います

4弁護士に相談して、有利な過失割合で示談しよう

示談金の増額例
Q1

5対5の過失割合に納得がいかないときの対応は?

示談金の金額は、過失割合によって大幅に変わります。
示談交渉において、最も争点となりやすい要素といえます。
加害者側の過失割合を低く見積もるため、保険会社は戦略を練ってきます。

弁護士の写真
Q2

弁護士に無料相談する方法は?

過失割合の計算を保険会社に任せると、被害者に不利な数字が計算されるおそれがあります。
弁護士に、過失割合の計算や保険会社への反論を相談しましょう。
請求する慰謝料の相場も、弁護士に依頼すれば高額になります。


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