交通事故でリスフラン関節脱臼骨折｜後遺障害等級は認定される？

リスフラン関節とは、足の甲に存在する関節です。

足の甲の骨と中足骨（足指の骨）それぞれとの間にある関節で、足の真ん中のあたりにあります。

リスフラン関節脱臼骨折を負ってしまうと、中足部の腫れ・痛みが発生し、歩行や日常生活に支障が生じる場合があります。

なお、リスフラン関節脱臼骨折は足に衝撃が加えられたり、底屈状態の足（足首の関節を足の裏の方向に折り曲げた状態）がねじれたりした際などに生じます。

交通事故後、中足部の痛み・腫れなどの症状がある場合は、病院で診断してもらい適切な処置を受けることを推奨します。

リスフラン関節脱臼骨折を負って後遺障害が残存すると、何級の後遺障害等級が認定されうるのでしょうか。

リスフラン関節脱臼骨折で認定の可能性がある主な後遺障害等級は14級9号・12級13号です。

後遺障害等級の認定基準は以下の表の通りです。

後遺障害等級の認定申請手続きを行い、等級が認定されれば、後遺障害慰謝料も相手方に請求することができます。

後遺障害等級の認定申請をする場合、被害者請求または事前認定という手段で後遺障害等級認定の申請を行うことになります。

「被害者請求」は被害者本人が加害者側の自賠責保険に対して直接「後遺障害等級認定の申請」を行うことです。

被害者自身が手続きをすることになるため、手間はかかります、

しかし、後遺障害等級の認定に向けて医証を集める、などの積極的な活動をすることができるため、認定の可能性が高まるなどの利点があります。

事前認定は加害者側の任意保険会社に後遺障害等級認定の申請手続きを代わりにやってもらう方法です。

事前認定は手間がかからないという利点があります。

しかし、「被害者請求」と異なり、加害者側の任意保険会社は後遺障害等級の認定に向けた積極的な活動をしてくれないため、等級認定の可能性が「被害者請求」よりも低いというデメリットがあります。

自動車事故でリスフラン関節脱臼骨折などを負うと、傷害慰謝料や後遺障害慰謝料などを受け取ることが可能です。

以下の慰謝料計算機を使えば、弁護士（裁判）基準の適切な賠償金額を計算することができます。

交通事故・慰謝料相場の自動計算機｜正当な金額をもらう方法総まとめ - 交通事故慰...

交通事故の慰謝料は、被害者の精神的苦痛を緩和するための金銭です。自動計算機を使えば、適切な相場もまるわかり。スムーズな慰謝料獲得を実現しましょう。

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慰謝料計算機の使い方についてですが、通院期間や休業した期間などを入力してから「慰謝料を計算する」ボタンを押せば計算結果が出ます。

示談金額の計算の仕方には弁護士（裁判）基準と自賠責基準があります。

この2つのうちでは、弁護士基準で計算されたほうが高額な金額になります。

そもそも「弁護士基準」とは、過去の裁判結果を基準にして算出されている金額のことを言います。

弁護士に依頼すれば、「弁護士基準」で示談金が支払われる見込みがあります。

自賠責基準では人身事故でリスフラン関節脱臼骨折などを負った事故被害者の方に最低限の補償が行われます。

加害者側の自賠責から保険金が支払われるのですが、「自賠責基準」だと受け取る金額が「弁護士（裁判）基準」よりも低くなります。

加えて、自賠責保険では傷害分の補償の上限額が120万円という制限があります。

事故で負ったリスフラン関節脱臼骨折で入院・通院しているとき、慰謝料や示談金、賠償金などのお金に関する単語をいくつも目にしました。それぞれに違いはあるのでしょうか？

リスフラン関節脱臼骨折の「慰謝料」や「示談金」はひとつひとつ違う意味の単語です。

慰謝料は人身事故に起因した痛みや苦しさなどの精神的な苦痛が金銭的に評価されたもののことです。

リスフラン関節脱臼骨折などにおける示談金は示談によって当事者双方が合意した金額で、通常は示談金の中に慰謝料が含まれています。示談金を交通事故の加害者側から受け取った場合、原則的には後から追加でお金を請求することはできません。

ただし、例外として、示談書の中に「後遺障害が生じた場合は別途協議する旨」を記載した上で示談をすれば、後日、後遺障害分の慰謝料などに関して協議できる場合があります。

賠償金は加害者によって加えられた損害が金銭的に評価されたもののことです。「慰謝料」は精神的損害に対する賠償金として請求可能です。

加えて、車をぶつけられて発生した修理費なども賠償金として請求可能です。こちらの「賠償金」に関しても、通常は「示談金」の中に含まれます。

リスフラン関節脱臼骨折を負うことになった人身事故の件で、相手方と示談交渉をしたい。

そのようなとき、弁護士に依頼せずに示談交渉を進めることは可能なのでしょうか。

弁護士に頼むと弁護士費用を支払うことになるため、できれば自分だけで示談の手続きを行いたいところですが…

現実的な話として、交通事故の被害者が示談の手続きを弁護士なしで行うことは難しいでしょう。

加害者側の任意保険会社の担当者は示談交渉のプロです。

自分が直接話し合いの場に出ても、上手く交渉できず、こちらの言いたいことを伝えられない可能性が考えられます。

また、示談交渉では、自分が弁護士でなければ加害者側の任意保険会社の担当者に態度を変えられます。

相手は、話し合いの場に出ている人物が弁護士資格を所持しているか否かにもとづいて賠償金額などを決定しています。

被害者側に弁護士がいない場合、もしも自身が上手く主張できたとしても、期待通りの展開にならない場合があります。

任意保険の弁護士費用特約とは何なのでしょうか？

こちらの特約を使用するとリスフラン関節脱臼骨折などを負った被害者にとってどのような利点があるのでしょうか。

弁護士費用特約を使える条件や、メリットについてこれから解説していきます。

弁護士費用特約は、任意保険との契約時に付けることができる特約です。

リスフラン関節脱臼骨折などを負うことになった交通事故の示談交渉や裁判で弁護士を利用した場合、その弁護士費用を被害者側の任意保険会社が負担してくれる特約のことを指します。

交通事故でリスフラン関節脱臼骨折を負った場合などで利用可能な弁護士費用特約ですが、その内容については任意保険会社により若干異なります。

ただ、こちらの特約で負担される弁護士費用は一般的に300万円とされています。

また、法律相談費用に関しては、1案件につき10万円までとなっているケースが多いです。

法律事務所にリスフラン関節脱臼骨折の後遺障害について相談したいことがある…そんなとき、弁護士ならどこに相談しても問題ないのでしょうか。

実は、リスフラン関節脱臼骨折の後遺障害の相談先はどの弁護士事務所に相談しに行ってもいいというわけではありません。

中には交通事故案件にあまり注力していない法律事務所もあります。

しかし、交通事故案件を積極的に受任している弁護士なら、賠償金の増額のために動いてくれたり、治療の打ち切り対応などについて相談に乗ってくれる確率が高まります。

リスフラン関節脱臼骨折の後遺障害に関する相談は、交通事故案件の経験豊富なアトム法律事務所なら対応できる場合があります。

交通事故被害者の方のお力になれるかもしれないので、人身事故被害者の方はぜひ、アトム法律事務所へお越しください。