【橈骨神経麻痺】って何?部位・症状を解説
橈骨神経とは、前腕の伸筋に通じている神経で、親指から薬指の手の甲側にかけての感覚を伝達しています。
橈骨神経麻痺を負ってしまうと、手の甲側にしびれを感じる場合があります。特に、親指と人差し指の間に強いしびれを感じるケースが多いです。
また、手関節の背屈が困難になり、常に手が垂れ下がった状態(下垂手変形)に可能性もあります。
なお、交通事故で橈骨神経が圧迫されると、一時的な橈骨神経麻痺が生じる場合があります。
交通事故後、手の甲側のしびれ・下垂手変形などの症状が見られる場合は、病院で診断してもらい適切な処置を受けることを推奨します。
【橈骨神経麻痺】のリハビリ方法とは?何週間かかる?
橈骨神経麻痺では、リハビリ方法はどのようなものになるのでしょうか。
橈骨神経麻痺のリハビリでは、麻痺している手首から肘をやさしくなでたり、腕を軽くつかんで圧迫し血行を促進します。
また、指も1本ずつ、指の付け根から指先を握るようにして圧迫します。
橈骨神経麻痺1~3か月ほどすれば、手の麻痺は回復するでしょう。
【橈骨神経麻痺】後遺障害の被害者請求・事前認定の差異は?
後遺障害等級の認定申請を行い、等級が認定されれば、後遺障害慰謝料も相手方から支払ってもらうことができます。
後遺障害等級の認定申請をする場合、被害者請求または事前認定という手段で後遺障害等級認定の申請をすることになります。
「被害者請求」は人身事故の被害者自身が加害者側の自賠責保険に対して直接「後遺障害等級認定の申請」をすることです。
被害者請求は手間はかかります。
しかし、後遺障害等級の認定に向けて医証を集める、などの積極的な活動をすることが可能なので、認定の可能性が高まるなどの利点があります。
事前認定は加害者側の任意保険会社に後遺障害等級認定の申請手続きを代わりに行ってもらう方法です。
事前認定は手間がかからないというメリットがあります。
しかし、「被害者請求」と異なり、加害者側の任意保険会社は後遺障害等級の認定に向けた積極的な活動をしてくれないため、等級認定の可能性が「被害者請求」よりも低いという短所があります。