【橈骨遠位端骨折】とは?部位・症状を解説
橈骨遠位端とは、前腕骨を構成している骨の1つである橈骨の遠位端(手首のところ)のことです。
橈骨遠位端骨折を負ってしまうと、手首に強い痛みを感じたり、力が入りづらくなってしまう場合があります。
また、転倒した際に手のひらをついて橈骨遠位端骨折が生じた場合、「へ」の字のような形に手首が変形することもあります。
なお、交通事故などで強い外力が加えられても橈骨遠位端骨折が生じる場合があります。
交通事故後、手首の痛み・曲げづらいといった症状を感じる場合は、病院で診断してもらい適切な処置を受けることを推奨します。
【橈骨遠位端骨折】のリハビリのやり方とは|何週間かかる?
橈骨遠位端骨折では、リハビリ方法はどのようなものになるのでしょうか。
橈骨遠位端骨折でギプス固定中のリハビリとしては、むくみをとるために手を心臓より高く上げ、しっかりと指を開閉する運動をします。
ギプスが外れた後はテーブルにチョップをするような形で腕を乗せ、手首を手のひら、手の甲側に動かす運動をします。
橈骨遠位端骨折ギプスで固定中に手指、肘、肩関節の関節運動のリハビリを行えば、ギプス除去後の手関節の動きがより良くなり、手指が固くなってしまうことを予防できます。リハビリをして順調に回復すれば、骨折後3、4か月程度で日常生活への支障はほぼなくなります。
【橈骨遠位端骨折】後遺障害の被害者請求・事前認定の差異は?
後遺障害の認定申請を行い、等級が認定されれば、後遺障害慰謝料も相手方に請求することができます。
後遺障害等級の認定申請をする場合、被害者請求または事前認定という手段で後遺障害等級認定の申請を行うことになります。
「被害者請求」は交通事故の被害者本人が加害者側の自賠責保険に対して直接「後遺障害等級認定の申請」を行うことです。
被害者請求は手間はかかります。
しかし、後遺障害等級の認定に向けて医証を集める、などの積極的な活動をすることが可能なので、認定の可能性が高まるなどの利点があります。
事前認定は加害者側の任意保険会社に後遺障害等級認定の申請手続きを行ってもらう申請方法です。
事前認定は手間がかからないという利点があります。
しかし、「被害者請求」と異なり、加害者側の任意保険会社は後遺障害等級の認定に向けた積極的な活動をしてくれないため、等級認定の可能性が「被害者請求」よりも低いというデメリットがあります。