交通事故で橈骨神経麻痺は人身傷害保険の対象？

橈骨神経とは、前腕の伸筋に通じている神経で、親指から薬指の手の甲側にかけての感覚を伝達しています。

橈骨神経麻痺を負ってしまうと、手の甲側にしびれを感じる場合があります。特に、親指と人差し指の間に強いしびれを感じるケースが多いです。

また、手関節の背屈が困難になり、常に手が垂れ下がった状態（下垂手変形）に可能性もあります。

なお、交通事故で橈骨神経が圧迫されると、一時的な橈骨神経麻痺が生じる場合があります。

事故後、手の甲側のしびれ・下垂手変形などの症状が見られる場合は、病院で診断してもらい適切な処置を受けることを推奨します。

交通事故で橈骨神経麻痺を負った場合、自分の任意保険から人身傷害保険を使えば補償はいくらもらえるのでしょうか。

一例として、東京海上日動のトータルアシスト自動車保険のケースを見てみましょう。

坐骨神経痛を負った交通事故で5日以上入院・通院した際に人身傷害保険を使用すると、「傷害一時費用保険金」として10万円または20万円が支払われる可能性があります。

また、「診察料」や「入通院費」、「投薬料」などの治療費も補償されます。

加えて、精神的損害に対する補償（慰謝料）も人身傷害保険から受け取ることが可能です。

自分のトータルアシスト自動車保険を利用した場合、通常は入院1日につき8400円、通院1日につき[4200円]の慰謝料を受け取ることができます。

また、事故が原因で仕事やアルバイトを休んだり、家事ができなくなってしまった場合は、休業損害を支給してもらえる可能性もあります。

なお、人身傷害保険は人身事故に遭った方の年齢や被扶養者の有無などによって金額が変動する場合がある点にご注意ください。

橈骨神経麻痺の正確な補償限度額や、使える条件を知りたい場合は、ご自分が加入している任意保険の約款などで補償内容を確認することを推奨します。

橈骨神経麻痺を負った交通事故で自分の人身傷害保険を使いたいのですが、どのような場合だと補償対象になるのでしょうか。

一例として、東京海上日動のトータルアシスト自動車保険のケースを見てみましょう。

トータルアシスト自動車保険では、契約車両に乗車中、事故に遭い、ケガ・死亡された方などが補償の対象です。

ただし、「人身傷害の他車搭乗中および車外自動車事故補償特約」という特約を付ければ、記名被保険者またはそのご家族が契約車両以外の車に乗車しているときに起こった事故も補償の対象になります。

また、上記特約を付ければ、歩行中や自転車運転中に車と接触したという場合も補償の対象になります。

この条件を満たしていれば橈骨神経麻痺の原因となった交通事故で人身傷害保険を使用できるでしょう。

なお、任意保険会社によって補償の対象が異なる可能性があります。

そのため、ご自分が加入している任意保険の約款などを確認して、自分の状況が人身傷害保険の補償対象かどうかを確認することをおすすめします。

交通事故で橈骨神経麻痺などを負うと、傷害慰謝料や後遺障害慰謝料などを受け取ることが可能です。

以下の慰謝料計算機を使えば、弁護士（裁判）基準の適切な賠償金額を算出することができます。

交通事故・慰謝料相場の自動計算機｜正当な金額をもらう方法総まとめ - 交通事故慰...

交通事故の慰謝料は、被害者の精神的苦痛を緩和するための金銭です。自動計算機を使えば、適切な相場もまるわかり。スムーズな慰謝料獲得を実現しましょう。

交通事故慰謝料コム

 

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慰謝料計算機の使い方についてですが、ケガの程度や現在の収入などの情報を入力した後、「慰謝料を計算する」ボタンを押下すれば計算結果が出ます。

賠償金額の計算の仕方には弁護士（裁判）基準と自賠責基準の2つがあります。

この2つのうちでは、弁護士基準で計算されたほうが高額な金額になります。

そもそも「弁護士基準」とは、過去の裁判例を基準にして算出されている金額のことを言います。

弁護士事務所に依頼した場合、「弁護士基準」で賠償金を受け取ることができる可能性があります。

自賠責基準では交通事故で橈骨神経麻痺などを負った被害者に最低限の補償が行われます。

加害者側の自賠責から保険金を受け取るのですが、「自賠責基準」では受け取る金額が「弁護士（裁判）基準」よりも低額になります。

加えて、自賠責保険では傷害分の補償の上限額が120万円という制限があります。

事故で負った橈骨神経麻痺で入院・通院しているとき、慰謝料や示談金、賠償金といったお金に関する言葉をいくつも見ました。それぞれの意味は異なるのでしょうか？

橈骨神経麻痺の「慰謝料」や「示談金」はそれぞれ違う意味を持っています。

慰謝料は事故に起因した痛みなどの精神的な苦痛が金銭的に評価されたものを指します。

橈骨神経麻痺などにおける示談金は示談によって被害者側と加害者側が合意した金額で、示談金の中には通常、慰謝料が含まれています。示談金を相手方から受け取った場合、基本的には後から追加でお金を請求することはできません。

ただし、示談書の中に「後遺障害が生じた場合は別途協議する旨」を記載した上で示談をすれば、後から後遺障害分の慰謝料などについて協議できる可能性があります。

賠償金は加害者に加えられた損害が金銭的に評価されたもののことを指します。「慰謝料」は精神的損害に対する賠償金として請求可能です。

加えて、車をぶつけられて支払うことになった車両修理費なども賠償金として請求できます。こちらの「賠償金」に関しても、「示談金」の中に含まれるのが通常です。

橈骨神経麻痺を負うことになった人身事故の件で、加害者側と示談の手続きをしたい。

そのようなとき、弁護士に依頼せずに示談交渉を行うことはできるのでしょうか。

弁護士に頼むと弁護士費用を出すことになるため、できれば自分だけで示談交渉を進めたいところですが…

現実的な話として、人身事故の被害者が示談交渉を一人で行うことは困難でしょう。

加害者側の任意保険会社の担当者は交渉に関して場数を踏んでいる人物です。

事故に遭われた方が示談交渉をしても、上手く主張できず、自分の言いたいことを伝えられない事態になることがありえます。

また、示談交渉では、交渉する人物が弁護士資格を所持していなければ加害者側の任意保険会社の示談担当者に態度を変えられます。

相手は、交渉している人物が弁護士かどうかにもとづいて賠償金額などを決定しています。

被害者側に弁護士がついていない場合、仮に被害者本人が上手く意見を伝えられとしても、納得のいく示談内容で話がまとまらない可能性があります。

任意保険の弁護士費用特約って何なのでしょうか？

この特約を使えば橈骨神経麻痺などを負った被害者側にどのようなメリットがあるのでしょうか。

弁護士費用特約のメリットや、使える条件についてこれから解説していきます。

この特約は、任意保険の契約における特約です。

橈骨神経麻痺などを負うことになった交通事故の示談交渉や裁判で弁護士に依頼した場合、その弁護士費用を被害者側の任意保険会社が支払ってくれる特約のことを指します。

人身事故で橈骨神経麻痺を負った場合などで利用可能な弁護士費用特約ですが、その内容については任意保険会社ごとに多少の差異があります。

ただ、こちらの特約でカバーしてもらえる弁護士費用は一般的に300万円とされています。

また、法律相談費用に関しては、1案件10万円までとされていることが多いです。

弁護士に橈骨神経麻痺の後遺障害について話したいことがある…そんなとき、弁護士なら誰に相談しても大丈夫なのでしょうか。

実は、橈骨神経麻痺の後遺障害の相談先は誰でもいいということはありません。

中にはあまり交通事故案件に注力していない法律事務所も存在しています。

しかし、積極的に交通事故案件を受任している弁護士なら、賠償金を適切な金額にするために動いてくれたり、後遺障害等級の認定申請などについてアドバイスなどをしてもらえることがあります。

橈骨神経麻痺の後遺障害に関する相談は、人身事故案件に対応しているアトム法律事務所であれば対応できる場合があります。

交通事故被害者の方のお悩みを解決できるかもしれないので、人身事故被害者の方はぜひ、アトム法律事務所にご相談ください。