
【橈骨遠位端骨折】って何?部位・症状を解説
橈骨遠位端とは、前腕骨を構成している骨の1つである橈骨の遠位端(手首のところ)のことです。
橈骨遠位端骨折を負ってしまうと、手首に強い痛みを感じたり、力が入りづらくなってしまう場合があります。
また、転倒した際に手のひらをついて橈骨遠位端骨折が生じた場合、「へ」の字のような形に手首が変形することもあります。
なお、交通事故などで強い外力が加えられても橈骨遠位端骨折が生じる場合があります。
事故後、手首の痛み・曲げづらいといった症状を感じる場合は、病院で診断してもらい適切な処置を受けることを推奨します。

【橈骨遠位端骨折】でサポーターや部位の固定は必要?
橈骨遠位端骨折を負った場合、サポーターの装着や装具を用いた部位の固定はするべきなのでしょうか。
橈骨遠位端骨折では、4~6週間のギプス固定により固まってしまった関節を元に戻すリハビリが必要となるため、サポーターは不要です。
順調に回復すれば骨折後3,4か月で日常生活に支障はなくなります。

【橈骨遠位端骨折】後遺障害の被害者請求・事前認定の違いは?
後遺障害等級の認定申請手続きを行い、等級が認定されれば、後遺障害慰謝料も相手方から支払ってもらうことができます。
後遺障害等級の認定申請をする場合、被害者請求または事前認定という方法で後遺障害等級認定の申請をすることになります。
「被害者請求」は被害者自身が加害者側の自賠責保険に対して直接「後遺障害等級認定の申請」を行うことです。
被害者自身が手続きをすることになるため、手間はかかります、
しかし、後遺障害等級の認定に向けて医証を集める、などの積極的な活動をすることが可能なので、認定の可能性が高まるなどのメリットがあります。
事前認定は加害者側の任意保険会社に後遺障害等級認定の申請手続きを代わりにやってもらう方法です。
事前認定は手間がかからないというメリットがあります。
しかし、「被害者請求」と異なり、加害者側の任意保険会社は後遺障害等級の認定に向けた積極的な活動をしてくれないため、等級認定の可能性が「被害者請求」よりも低いという短所があります。