【橈骨遠位端骨折】って何?部位・症状を解説
橈骨遠位端とは、前腕骨を構成している骨の1つである橈骨の遠位端(手首のところ)のことです。
橈骨遠位端骨折を負ってしまうと、手首に強い痛みを感じたり、力が入りづらくなってしまう場合があります。
また、転倒した際に手のひらをついて橈骨遠位端骨折が生じた場合、「へ」の字のような形に手首が変形することもあります。
なお、交通事故などで強い外力が加えられても橈骨遠位端骨折が生じる場合があります。
自動車事故の後、手首の痛み・曲げづらいといった症状を感じる場合は、病院で診断してもらい適切な処置を受けることを推奨します。
【橈骨遠位端骨折】は放置NG?放置するとどうなる?
自動車事故の被害に遭った後、「あまり痛くないから大丈夫かも」と放置してしまっても大丈夫なのでしょうか。
いいえ、極力放置せず、適切な治療を受けることを推奨します。
もし橈骨遠位端骨折を負った場合、早期に適切な処置すれば、変形治癒や機能障害、合併症である手根管症候群の発現リスクを抑えられます。
事故直後だと興奮状態にあるため、橈骨遠位端骨折を負っていても痛みをあまり感じない場合があります。
しかし、間を空けてから痛みだすこともあるため、放置せずに病院に行って診断してもらうようにしましょう。
【橈骨遠位端骨折】後遺障害の被害者請求・事前認定はどうする?
後遺障害等級の認定申請を行い、等級が認定されれば、後遺障害慰謝料も相手方から支払ってもらうことができます。
後遺障害等級の認定申請をする場合、被害者請求または事前認定という申請方法で後遺障害等級認定の申請をすることになります。
「被害者請求」は被害者自身が加害者側の自賠責保険に対して直接「後遺障害等級認定の申請」を行うことです。
被害者自身が手続きをすることになるため、手間はかかります、
しかし、後遺障害等級の認定に向けて医証を集める、などの積極的な活動をすることができるため、認定の可能性が高まるなどのメリットがあります。
事前認定は加害者側の任意保険会社に後遺障害等級認定の申請手続きを代わりに行ってもらう手段です。
事前認定は手間がかからないというメリットがあります。
しかし、「被害者請求」と異なり、加害者側の任意保険会社は後遺障害等級の認定に向けた積極的な活動をしてくれないため、等級認定の可能性が「被害者請求」よりも低いという短所があります。