交通事故でリスフラン関節脱臼骨折｜放置すると危ない？

リスフラン関節とは、足の甲に存在する関節です。

足の甲の骨と中足骨（足指の骨）それぞれとの間にある関節で、足の真ん中のあたりにあります。

リスフラン関節脱臼骨折を負ってしまうと、中足部の腫れ・痛みが発生し、歩行や日常生活に支障が生じる場合があります。

なお、リスフラン関節脱臼骨折は足に衝撃が加えられたり、底屈状態の足（足首の関節を足の裏の方向に折り曲げた状態）がねじれたりした際などに生じます。

事故後、中足部の痛み・腫れなどの症状がある場合は、病院で診断してもらい適切な処置を受けることを推奨します。

交通事故に遭遇した後、「大したケガじゃないから大丈夫」と放置してしまっても大丈夫なのでしょうか。

いいえ、極力放置せず、適切な治療を受けることを推奨します。

もしリスフラン関節脱臼骨折を負った場合、放置せず、早期の適切な治療を受ければ、骨化が遅れたり（遷延治癒）、関節が変形したりすることを防止できます。

事故の直後は興奮状態にあるため、リスフラン関節脱臼骨折を負っていても痛みを感じにくいケースがあります。

しかし後から痛みが生じることもあるため、放置せずに病院に行って適切な治療を受けるようにしましょう。

後遺障害の認定申請手続きを行い、等級が認定されれば、後遺障害慰謝料も相手方に請求することができます。

後遺障害等級の認定申請をする場合、被害者請求か事前認定という方法で後遺障害等級認定の申請を行うことになります。

「被害者請求」は交通事故の被害者本人が加害者側の自賠責保険に対して直接「後遺障害等級認定の申請」をすることです。

被害者請求は手間はかかります。

しかし、後遺障害等級の認定に向けて医証を集める、などの積極的な活動をすることができるため、認定の可能性が高まるなどの利点があります。

事前認定は加害者側の任意保険会社に後遺障害等級認定の申請手続きをやってもらう方法です。

事前認定は手間がかからないという利点があります。

しかし、「被害者請求」と異なり、加害者側の任意保険会社は後遺障害等級の認定に向けた積極的な活動をしてくれないため、等級認定の可能性が「被害者請求」よりも低いという短所があります。

交通事故でリスフラン関節脱臼骨折などを負うと、後遺障害慰謝料や傷害慰謝料などを受け取ることが可能です。

以下の慰謝料計算機を使用すれば、適切な弁護士（裁判）基準の慰謝料金額を算出することができます。

交通事故・慰謝料相場の自動計算機｜正当な金額をもらう方法総まとめ - 交通事故慰...

交通事故の慰謝料は、被害者の精神的苦痛を緩和するための金銭です。自動計算機を使えば、適切な相場もまるわかり。スムーズな慰謝料獲得を実現しましょう。

交通事故慰謝料コム

 

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慰謝料計算機の使い方についてですが、通院期間や現在の収入などを入力し、「慰謝料を計算する」ボタンを押下すれば計算結果が表示されます。

慰謝料などの計算方法には弁護士（裁判）基準と自賠責基準の2種類があります。

この2つのうちでは、弁護士基準で計算されたほうが高額な金額になります。

そもそも「弁護士基準」とは、過去の裁判結果にもとづいて算出されている金額のことを言います。

法律事務所に依頼した場合、「弁護士基準」で賠償金を受け取ることができる見込みがあります。

自賠責基準では交通事故でリスフラン関節脱臼骨折などを負った被害者の方に最低限の補償がなされます。

加害者側の自賠責保険に保険金を請求するのですが、「自賠責基準」だともらえる金額が「弁護士（裁判）基準」よりも低額になります。

加えて、自賠責保険では傷害分の補償の上限額が120万円となっています。

自動車事故で負ったリスフラン関節脱臼骨折で入院・通院しているとき、慰謝料や示談金、賠償金などのお金に関する文言をいくつも見ました。これらはどのような違いがあるのでしょうか？

リスフラン関節脱臼骨折の「慰謝料」や「示談金」はそれぞれ違う意味の単語です。

慰謝料は事故に起因した苦しみや痛みなどの精神的なダメージが金銭的に評価されたもののことをいいます。

リスフラン関節脱臼骨折などにおける示談金は示談によって被害者側と加害者側が合意した金額で、示談金の中には通常、慰謝料が含まれています。示談金を加害者側から支払ってもらったら、基本的には後から追加でお金を請求することはできません。

ただし、示談書の中に「後遺障害が生じた場合は別途協議する旨」を記載して示談をすれば、後遺障害分の慰謝料などについて後から協議できる場合があります。

賠償金は加害者によって加えられた損害が金銭的に評価されたもののことです。「慰謝料」は精神的損害に対する賠償金として請求可能です。

加えて、車をぶつけられて支払うことになった車両修理費なども賠償金として請求できます。こちらの「賠償金」に関しても、「示談金」の中に含まれるのが通常です。

リスフラン関節脱臼骨折を負った交通事故の件で、加害者側と示談の手続きをしたい。

そのようなとき、自分だけで示談交渉を行うことは難しいのでしょうか。

弁護士に頼むと弁護士費用を支払うことになるため、可能なら自分だけで示談の手続きを行いたいところですが…

現実的な話として、交通事故の被害者が示談交渉を弁護士なしで進めることはハードルが高いと言えます。

加害者側の任意保険会社の示談担当者は示談の手続きのプロです。

自分が直接交渉しても、上手く交渉できず、こちらの要求を通せない事態になることがありえます。

また、示談交渉では、被害者本人が法律の専門家である弁護士でなければ加害者側の任意保険会社の示談担当者は慰謝料の増額などに応じてくれない可能性が高まります。

相手は、交渉している人物が弁護士か否かにもとづいて慰謝料金額などを決定しています。

被害者側に弁護士がいない場合、仮に被害者本人が上手く意見を伝えられとしても、納得のいく示談内容で話がまとまらない場合があります。

弁護士費用特約とは何なのでしょうか？

こちらの特約を利用すればリスフラン関節脱臼骨折などを負った被害者側にどのようなメリットがあるのでしょうか。

弁護士費用特約を使える条件や、メリットについてこれから解説していきます。

弁護士費用特約は、任意保険の契約における特約です。

リスフラン関節脱臼骨折などを負うことになった交通事故の裁判や示談交渉で弁護士に相談したり、依頼したりしたとき、その弁護士費用を被害者側の任意保険会社が負担してくれる特約のことを指します。

交通事故でリスフラン関節脱臼骨折を負った場合などで利用可能な弁護士費用特約ですが、その内容については任意保険会社ごとに多少の差異があります。

ただ、この特約でカバーの対象となる弁護士費用は一般的に300万円とされています。

また、法律相談費用に関しては、1つの案件につき10万円までとなっていることが多いです。

弁護士にリスフラン関節脱臼骨折の後遺障害について話したいことがある…そのようなとき、弁護士なら誰に話しても適切なアドバイスをもらえるのでしょうか。

実は、リスフラン関節脱臼骨折の後遺障害の相談先は弁護士なら誰でもいいとは限りません。

一部には交通事故案件の経験がさほど豊富ではない事務所もあります。

しかし、交通事故案件を積極的に受任している弁護士なら、示談金の増額のために活動してくれたり、治療の打ち切り対応などについて相談に乗ってくれる確率が高まります。

リスフラン関節脱臼骨折の後遺障害に関する相談は、人身事故案件に対応しているアトム法律事務所なら対応できる可能性があります。

交通事故被害者の方の疑問やお悩みを解決できるかもしれないので、自動車事故被害者の方はぜひ、アトム法律事務所にご相談ください。