【中手骨骨折】とは?部位・症状を解説
中手骨とは、手のひらを構成している5本の骨で、生活する上で使用頻度が高く、ケガも負いやすい部位です。
中手骨の骨幹部(真ん中の細い部分)で骨折を負ってしまうと、手の甲に著しい腫れが生じ、痛みが原因で指を動かしづらくなります。
また、骨折によって骨が短く変形してしまったり、骨がねじれて指交差・回旋変形が生じるケースもあります。
なお、交通事故などで手の甲に衝撃が加えられたり、手をひねってしまったりすると、中手骨骨折が生じる可能性があります。
交通事故後、手の痛みや腫れが生じた場合は、病院で診断してもらい適切な処置を受けることを推奨します。
【中手骨骨折】の完治を目指す|治療方法を解説
中手骨骨折は、中手骨骨幹部骨折、中手骨頚部骨折、ベネット骨折の種類があり、部位によって治療法が異なります。
中手骨骨幹部骨折は整復をしてもらい、その後、ギプス等で固定されますが、それでもギプスで治せないときは手術により金属固定材料で固定されます。
【中手骨骨折】のリハビリのやり方とは|完治まで何ヶ月かかる?
中手骨骨折では、どのようなリハビリをすることになるのでしょうか。
中手骨骨折で骨が癒着するまでは、骨折に関係のない部位の機能低下を防ぐために関節モビライゼーション、筋力トレーニングをします。
そして、骨の癒着が完了してから、骨折部の自動・他動運動や関節モビライゼーションを行います。
中手骨骨折術後12週間以降に骨癒着が確認されれば、スポーツを行うことができます。