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19 くも膜下出血等で約1億7792万円の損害額認定|名古屋地裁

実例:名古屋地裁平成19年5月8日

交差点で一時停止せずに右折した加害者車両が一時停止する義務を怠り、被害者バイクに衝突した事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 高次脳機能障害

被害者データ

25歳・男性(学生・生徒)

事故時:バイク

過失割合

25:75(被害者:加害者)

入院期間 369日
実通院日数 4日
事故日 2001/09/20
症状固定日 2003/02/05
固定まで 504日
後遺障害 要介護2級(併合あり)
主な部位 頭部

総損害額

総額 1億7792万円

慰謝料 2800万円
治療費 312万円
逸失利益 1億329万円
弁護士費用 454万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

くも膜下出血とは

くもまくかしゅっけつ

くも膜下出血

類型:外傷性くも膜下出血

脳動脈が突然切れて脳の表面を覆うくも膜下腔に出血が広がったという状態。脳とくも膜のあいだには通常脳脊髄液が満たされており、この髄液に満たされた空間をくも膜下腔という。事故など外傷により生じたくも膜下出血は、脳挫傷、硬膜下血腫、頭がい骨骨折などが合併していることも稀ではない。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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