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297 硬膜下血腫等で約4093万円の損害額認定|大阪地裁

実例:大阪地裁平成15年2月6日

信号のある交差点において、右折進入した加害者貨物自動車と、横断歩道を歩いていた被害者とが衝突したという事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 高次脳機能障害

被害者データ

66歳・女性(家事従事者)

事故時:歩行者

過失割合

不明

入院期間 579日
実通院日数 5日
事故日 1996/07/19
症状固定日 1998/07/31
固定まで 743日
後遺障害 要介護2級3号
主な部位 頭部

総損害額

総額 4092万円

慰謝料 2150万円
後遺障害慰謝料 1850万円
逸失利益 1163万円
弁護士費用 80万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

硬膜下血腫とは

こうまくかけっしゅ

硬膜下血腫

類型:外傷性硬膜下血腫、急性硬膜下血腫

ここでは急性硬膜下血腫について触れる。硬膜とは頭蓋骨のすぐ下にある膜のことであるが、脳表面などからの出血等が起こると硬膜と脳のあいだに血液が溜まりゼリー状に固まる。これが急性硬膜化血腫である。
ほとんどが頭部外傷を原因としており、脳挫傷など脳自体の損傷を伴う場合も多い。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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