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318 くも膜下出血等で約3179万円の損害額認定|名古屋地裁

実例:名古屋地裁平成21年3月27日

信号のない交差点において、優先道路側から路上駐車中の車両を避けながら交差点に直進進入した加害者貨物自動車と、非優先道路から交差点に進入した被害者自転車とが衝突したという事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 高次脳機能障害

被害者データ

35歳・女性(家事従事者)

事故時:自転車

過失割合

40:60(被害者:加害者)

入院期間 48日
実通院日数 28日
事故日 2004/01/16
症状固定日 2006/06/05
固定まで 872日
後遺障害 9級
主な部位 頭部、下肢

総損害額

総額 3179万円

慰謝料 1010万円
後遺障害慰謝料 760万円
治療費 41万円
逸失利益 1884万円
弁護士費用 185万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

くも膜下出血とは

くもまくかしゅっけつ

くも膜下出血

類型:外傷性くも膜下出血

脳動脈が突然切れて脳の表面を覆うくも膜下腔に出血が広がったという状態。脳とくも膜のあいだには通常脳脊髄液が満たされており、この髄液に満たされた空間をくも膜下腔という。事故など外傷により生じたくも膜下出血は、脳挫傷、硬膜下血腫、頭がい骨骨折などが合併していることも稀ではない。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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