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349 頭部打撲等で約5115万円の損害額認定|大阪地裁

実例:大阪地裁平成22年3月15日

夜間、時速20キロメートルほどの速度超過および前方不注意の状況で青信号に従い交差点に進入した加害者乗用車と、赤信号を無視して横断歩道上を歩行中だった被害者とが衝突したという事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 醜状障害

被害者データ

52歳・女性(事業所得者)

事故時:歩行者

過失割合

50:50(被害者:加害者)

入院期間 80日
実通院日数 248日
事故日 2002/06/12
症状固定日 2004/12/18
固定まで 921日
後遺障害 6級(併合あり)
主な部位 頭部、体幹、脊椎・脊髄

総損害額

総額 5114万円

慰謝料 1649万円
後遺障害慰謝料 1300万円
治療費 211万円
逸失利益 2367万円
弁護士費用 110万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

頭部外傷とは

とうぶがいしょう

頭部外傷

類型:頭部打撲、頭部挫創

体表組織の損傷は創傷という。主に鈍器による打撃や圧迫によって傷口が開いた状態になったものを挫創という。傷口が開いていないものは挫傷、打撲傷などという。
頭部の外傷は頭蓋内の損傷を伴う場合もある。命に係わる状態であることはもちろんのこと、治療後予後が悪い場合も多い。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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