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383 外傷性くも膜下出血等で約2426万円の損害額認定|岡山地裁

実例:岡山地裁平成21年4月30日

県道の中央分離帯の切れ目を歩いて横断中の被害者を大型貨物車がはねて路上に転倒させ、被害者に相当重大な人格の変化が生じた事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 高次脳機能障害

被害者データ

32歳・男性(給与所得者)

事故時:歩行者

過失割合

35:65(被害者:加害者)

入院期間 66日
実通院日数 18日
事故日 2005/01/12
症状固定日 2005/11/29
固定まで 322日
後遺障害 9級10号
主な部位 頭部、内臓

総損害額

総額 2425万円

慰謝料 855万円
後遺障害慰謝料 690万円
治療費 79万円
逸失利益 1360万円
弁護士費用 146万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

くも膜下出血とは

くもまくかしゅっけつ

くも膜下出血

類型:外傷性くも膜下出血

脳動脈が突然切れて脳の表面を覆うくも膜下腔に出血が広がったという状態。脳とくも膜のあいだには通常脳脊髄液が満たされており、この髄液に満たされた空間をくも膜下腔という。事故など外傷により生じたくも膜下出血は、脳挫傷、硬膜下血腫、頭がい骨骨折などが合併していることも稀ではない。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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