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396 骨盤骨折等で約387万円の損害額認定|金沢地裁

実例:金沢地裁平成24年3月30日

被害者が交差点歩行者横断歩道を青色信号にしたがって横断中、左後方から右折進行してきた乗用車が前方不注視により被害者に接触し、被害者に骨盤骨折(両側仙骨骨折・恥骨骨折)という傷害を負わせた事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 運動障害

被害者データ

46歳・女性(家事従事者)

事故時:歩行者

過失割合

不明

入院期間 60日
実通院日数 50日
事故日 2009/03/31
症状固定日 2010/02/18
固定まで 325日
後遺障害 14級9号
主な部位 体幹、脊椎・脊髄

総損害額

総額 387万円

慰謝料 234万円
後遺障害慰謝料 110万円
逸失利益 75万円
弁護士費用 40万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

骨盤骨折とは

こつばんこっせつ

骨盤骨折

類型:恥骨骨折、坐骨骨折、仙骨骨折、腸骨骨折、尾骨骨折

骨盤骨折は安定型骨盤骨折と不安定型骨盤骨折にわけられる。後者は骨盤後方部を含めた2か所以上に骨折がみられ、輪状構造が破綻したものを指す。
不安定型骨盤骨折では、骨盤周囲の血管損傷や骨髄出血により出血性ショックをきたし、致死的になることがある。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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