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407 外傷性鼓膜穿孔等で約2672万円の損害額認定|大阪地裁

実例:大阪地裁平成16年6月15日

南北道路を北進するために右側走行していた自転車が、東西道路から交差点を左折してきた自動車と衝突した事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 聴力障害

被害者データ

52歳・男性(事業所得者)

事故時:自転車

過失割合

10:90(被害者:加害者)

事故日 2000/05/22
症状固定日 2001/01/19
固定まで 243日
後遺障害 9級9号
主な部位 頭部

総損害額

総額 2671万円

後遺障害慰謝料 616万円
逸失利益 2055万円
弁護士費用 60万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

外傷性鼓膜穿孔とは

がいしょうせいこまくせんこう

外傷性鼓膜穿孔

外力により鼓膜に穿孔が生じ閉鎖しない状態を指す。耳掃除中の転倒など直接的な外力によるものを直達性、事故や殴打など急激な圧変化によるものを介達性という。
難聴や耳閉感、出血のほか、介達性の場合外耳道の裂傷や腫れなどの合併損傷を呈している場合もある。重症例では手術も検討され得る。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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