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53 硬膜下血腫等で約1億322万円の損害額認定|東京地裁

実例:東京地裁平成15年3月26日

横断歩道を自転車で横断しようとしていた高齢の被害者が、安全確認を怠って右折してきた加害者自動車と衝突した事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 運動障害

被害者データ

66歳・女性(家事従事者)

事故時:自転車

過失割合

不明

入院期間 197日
実通院日数 8日
事故日 2000/03/24
症状固定日 2000/10/26
固定まで 217日
後遺障害 1級3号
主な部位 頭部、精神

総損害額

総額 1億322万円

慰謝料 3256万円
慰謝料(家族分) 2900万円
後遺障害慰謝料 100万円
治療費 43万円
逸失利益 2214万円
弁護士費用 690万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

硬膜下血腫とは

こうまくかけっしゅ

硬膜下血腫

類型:外傷性硬膜下血腫、急性硬膜下血腫

ここでは急性硬膜下血腫について触れる。硬膜とは頭蓋骨のすぐ下にある膜のことであるが、脳表面などからの出血等が起こると硬膜と脳のあいだに血液が溜まりゼリー状に固まる。これが急性硬膜化血腫である。
ほとんどが頭部外傷を原因としており、脳挫傷など脳自体の損傷を伴う場合も多い。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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