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548 外傷性くも膜下出血等で約1億3818万円の損害額認定|大阪地裁

実例:大阪地裁平成15年12月4日

信号機による交通整理がされていない交差点に進入してきたバイクが、優先道路を走行して交差点に進入してきた自動車と衝突した事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 神経障害
  • 運動障害

被害者データ

59歳・男性(給与所得者)

事故時:バイク

過失割合

30:70(被害者:加害者)

入院期間 359日
事故日 2000/03/08
症状固定日 2000/09/25
固定まで 202日
後遺障害 要介護1級3号
主な部位 頭部、脊椎・脊髄、下肢、内臓

総損害額

総額 1億3818万円

慰謝料 3790万円
慰謝料(家族分) 900万円
後遺障害慰謝料 2500万円
治療費 67万円
逸失利益 2955万円
弁護士費用 563万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

くも膜下出血とは

くもまくかしゅっけつ

くも膜下出血

類型:外傷性くも膜下出血

脳動脈が突然切れて脳の表面を覆うくも膜下腔に出血が広がったという状態。脳とくも膜のあいだには通常脳脊髄液が満たされており、この髄液に満たされた空間をくも膜下腔という。事故など外傷により生じたくも膜下出血は、脳挫傷、硬膜下血腫、頭がい骨骨折などが合併していることも稀ではない。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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