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560 くも膜下出血等で約7050万円の損害額認定|大阪地裁

実例:大阪地裁平成26年11月5日

信号のある交差点において、2段階右折によらず、しかも先行の右折待機者の側方から前方に飛び出す形で交差点に右折進入した被害者バイクと、対向車線から直進進入した加害者乗用車とが衝突したという事故。

症状・事故の概要

症状名

被害者データ

16歳・男性(学生・生徒)

事故時:バイク

過失割合

70:30(被害者:加害者)

事故日 2009/08/08
後遺障害 無等級
主な部位 頭部

総損害額

総額 7049万円

慰謝料 2510万円
後遺障害慰謝料 2500万円
治療費 48万円
逸失利益 4340万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と死亡慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

くも膜下出血とは

くもまくかしゅっけつ

くも膜下出血

類型:外傷性くも膜下出血

脳動脈が突然切れて脳の表面を覆うくも膜下腔に出血が広がったという状態。脳とくも膜のあいだには通常脳脊髄液が満たされており、この髄液に満たされた空間をくも膜下腔という。事故など外傷により生じたくも膜下出血は、脳挫傷、硬膜下血腫、頭がい骨骨折などが合併していることも稀ではない。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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