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569 外傷性くも膜下出血等で約5247万円の損害額認定|大阪地裁

実例:大阪地裁平成15年9月24日

2歳の幼児を乗せた自動車がセンターラインを越えて対向車線にはみ出してきた自動車と衝突し、幼児が死亡した事故。

症状・事故の概要

症状名

被害者データ

2歳・男性(幼児・児童)

事故時:自動車

過失割合

5:95(被害者:加害者)

事故日 2001/04/04
後遺障害 無等級
主な部位 頭部

総損害額

総額 5246万円

慰謝料 2444万円
慰謝料(家族分) 600万円
治療費 264万円
逸失利益 2332万円
弁護士費用 420万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と死亡慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

くも膜下出血とは

くもまくかしゅっけつ

くも膜下出血

類型:外傷性くも膜下出血

脳動脈が突然切れて脳の表面を覆うくも膜下腔に出血が広がったという状態。脳とくも膜のあいだには通常脳脊髄液が満たされており、この髄液に満たされた空間をくも膜下腔という。事故など外傷により生じたくも膜下出血は、脳挫傷、硬膜下血腫、頭がい骨骨折などが合併していることも稀ではない。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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