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571 外傷性くも膜下出血等で約5058万円の損害額認定|神戸地裁

実例:神戸地裁平成14年3月28日

南北に走る県道を南から北に向かい走行していた加害者が運転する自動車が、横断歩道上を東から西へ歩行横断中の被害者に衝突した事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 運動障害
  • 醜状障害

被害者データ

62歳・男性(会社役員)

事故時:歩行者

過失割合

不明

入院期間 60日
実通院日数 128日
事故日 1995/02/28
症状固定日 1996/06/05
固定まで 464日
後遺障害 9級(併合あり)
主な部位 頭部、腱・靭帯、その他、下肢

総損害額

総額 5058万円

慰謝料 1550万円
後遺障害慰謝料 1300万円
治療費 274万円
逸失利益 2610万円
弁護士費用 400万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

くも膜下出血とは

くもまくかしゅっけつ

くも膜下出血

類型:外傷性くも膜下出血

脳動脈が突然切れて脳の表面を覆うくも膜下腔に出血が広がったという状態。脳とくも膜のあいだには通常脳脊髄液が満たされており、この髄液に満たされた空間をくも膜下腔という。事故など外傷により生じたくも膜下出血は、脳挫傷、硬膜下血腫、頭がい骨骨折などが合併していることも稀ではない。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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