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580 くも膜下出血等で約2976万円の損害額認定|大阪地裁

実例:大阪地裁平成17年11月25日

加害者運転の原動機付自転車が、渋滞している自動車の左側を進行し、信号機のない横断歩道を通過した際、右方から横断歩道を徒歩で横断してきた被害者と衝突した事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 神経障害

被害者データ

15歳・女性(学生・生徒)

事故時:歩行者

過失割合

不明

入院期間 42日
実通院日数 25日
事故日 2011/12/27
症状固定日 2014/01/08
固定まで 744日
後遺障害 9級10号
主な部位 頭部、内臓

総損害額

総額 2975万円

慰謝料 950万円
後遺障害慰謝料 750万円
治療費 85万円
逸失利益 1923万円
弁護士費用 280万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

くも膜下出血とは

くもまくかしゅっけつ

くも膜下出血

類型:外傷性くも膜下出血

脳動脈が突然切れて脳の表面を覆うくも膜下腔に出血が広がったという状態。脳とくも膜のあいだには通常脳脊髄液が満たされており、この髄液に満たされた空間をくも膜下腔という。事故など外傷により生じたくも膜下出血は、脳挫傷、硬膜下血腫、頭がい骨骨折などが合併していることも稀ではない。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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