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803 骨盤骨折等で約3800万円の損害額認定|東京地裁

実例:東京地裁平成25年3月13日

交差点にて、被害者が赤信号の横断歩道を渡ろうとしたとき、無免許運転をしていた加害者の自動車と衝突した事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 神経障害
  • 意識障害

被害者データ

65歳・男性(会社役員)

事故時:歩行者

過失割合

35:65(被害者:加害者)

入院期間 232日
事故日 2007/12/29
症状固定日 2011/01/14
固定まで 1113日
後遺障害 12級(併合あり)
主な部位 体幹、頭部

総損害額

総額 3800万円

慰謝料 670万円
後遺障害慰謝料 290万円
治療費 671万円
逸失利益 1191万円
弁護士費用 207万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

骨盤骨折とは

こつばんこっせつ

骨盤骨折

類型:恥骨骨折、坐骨骨折、仙骨骨折、腸骨骨折、尾骨骨折

骨盤骨折は安定型骨盤骨折と不安定型骨盤骨折にわけられる。後者は骨盤後方部を含めた2か所以上に骨折がみられ、輪状構造が破綻したものを指す。
不安定型骨盤骨折では、骨盤周囲の血管損傷や骨髄出血により出血性ショックをきたし、致死的になることがある。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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