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838 意識障害等で約1億2216万円の損害額認定|大阪地裁

実例:大阪地裁平成17年11月30日

幹線道路において、赤信号を無視して交差点に入った自転車搭乗の被害者に乗用車が衝突したという事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 遷延性意識障害

被害者データ

43歳・男性(無職者)

事故時:バイク

過失割合

80:20(被害者:加害者)

入院期間 204日
事故日 2001/01/08
症状固定日 2001/07/08
固定まで 182日
後遺障害 1級(併合あり)
主な部位 頭部、下肢

総損害額

総額 1億2215万円

慰謝料 2979万円
後遺障害慰謝料 2700万円
治療費 1190万円
逸失利益 2359万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

遷延性意識障害とは

せんえんせいいしきしょうがい

遷延性意識障害

遷延性意識障害は植物状態、植物人間と俗称される。
遷延性意識障害とは頭部外傷や脳卒中などにより昏睡状態に陥り、開眼できる状態にまで回復したものの周囲との意思疎通を喪失した人の示す症候群を指す。脳幹機能はほぼ正常に保たれており、適切な看護により数年から十数年生存できるとされている。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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