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92 硬膜外血腫等で約1億5113万円の損害額認定|広島高裁

実例:広島高裁平成17年6月16日

交差点にて右折中の自動車と直進中のバイクが衝突し、ヘルメットのあご紐の装着が不充分な状態でバイクに同乗していた被害者が重傷を負った事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 高次脳機能障害
  • 視覚障害

被害者データ

27歳・男性(給与所得者)

事故時:バイク

過失割合

10:90(被害者:加害者)

入院期間 413日
実通院日数 514日
事故日 1996/02/16
症状固定日 2001/08/07
固定まで 2000日
後遺障害 2級(併合あり)
主な部位 頭部

総損害額

総額 1億5112万円

慰謝料 2600万円
後遺障害慰謝料 2200万円
治療費 1861万円
逸失利益 8911万円
弁護士費用 500万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

硬膜外血腫とは

こうまくがいけっしゅ

硬膜外血腫

類型:急性硬膜外血腫

ここでは急性硬膜外血腫について解説する。硬膜とは頭蓋骨のすぐ下にある膜のことであるが、硬膜の動脈などが切れて頭蓋骨と硬膜のあいだに出血、血液がたまる症状を硬膜外血腫という。
脳損傷を伴うか伴わないかで予後が大きく異なる。また血腫の量が小さい場合、保存療法で回復が見込める場合もある。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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