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後遺障害等級第12級13号:慰謝料の金額は?非該当になる理由とは?

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  • 後遺障害等級第12級13号の慰謝料や逸失利益の金額は?
  • 等級が非該当になる理由は?
  • 異議申立てや裁判を行った方がよい?

このページでは、示談交渉の経験豊富な交通事故専門のベテラン弁護士が後遺障害等級第12級13号の疑問についてお答えします。

※掲載情報はすべて2018年の最新版です。

1後遺障害等級の基礎知識

示談金の受け取りまでの流れ
Q1

後遺障害が残ると示談金や慰謝料が増える?

交通事故で負った怪我は、治療を続けても完治しない場合があります。
症状固定とは、治療を続けても症状の改善が見込めない状態のことです。
症状固定になっても完治せずに残っている症状を、後遺障害と呼びます。

後遺障害等級認定の手続きの流れ
Q2

後遺障害等級を認定するための申請方法は?

後遺障害慰謝料や逸失利益を請求するためには、損害保険料率算出機構に申請して後遺障害等級が認定される必要があります。
申請方法は二つに分けられ、一つは加害者側の任意保険会社が書類を提出する事前認定です。
被害者請求では、被害者側が書類を提出して申請します。

2むちうちの後遺障害が「第12級13号」に認定される場合

むちうちに関する後遺障害等級表の文言
149
局部に神経症状を残すもの
1213
局部に頑固な神経症状を残すもの
Q1

むちうちの後遺障害、12級13号と14級9号の違いは?

むちうちは自動車事故の代表的な症状であり、事故の際に首が鞭のようにしなることで発症します。
交通事故の後遺障害として認定される症状も、むちうちが最多となっております。
むちうちが後遺障害として認定される可能性のある等級は12級13号14級9号です。

14級9号/12級13号に認定された場合の比較
項目 149 1213
自賠責保険の支払い限度額 75万円 224万円
後遺障害慰謝料(自賠責保険) 32万円 93万円
後遺障害慰謝料(弁護士基準) 110万円 290万円
労働能力喪失率 5% 14%

Q2

12級13号が認定された場合、慰謝料や逸失利益の金額は?

12級13号が認定された場合、労働能力は健常者の8割~9割程度になると見なされるので、労働能力喪失率は14%とされます。
第12級のときに自賠責から支払われる慰謝料は93万円、自賠責の支払い限度額は224万円になります。
任意保険会社は100万円程度の慰謝料を提示してきますが、弁護士に依頼した場合に請求できる慰謝料の相場は290万円となります。

3後遺障害等級が非該当になる理由と、その対処法

後遺障害等級の認定結果通知後の流れ
Q1

後遺障害等級が非該当になる理由は?

後遺障害のなかには、等級が認定されやすいものと認定されにくいものがあります。
むちうちや神経痛など、外見からは判断できず、視力や聴力のように明白な検査結果も出しづらい症状は等級が認定されづらくなります。
等級の認定は書面審査で行われるため、症状を明確に書面に記載できないと等級が非該当になる可能性があるのです

交通事故の裁判の流れ
Q2

非該当になった場合、異議申立てや裁判は行える?

後遺障害等級が認められるか否かは、最終的に加害者に請求できる示談金の金額に大きな影響を与えます。
後遺障害等級の認定結果に不服であれば、異議申立てを行うことができます。
異議申立ての期限は症状固定時から3年であり、時効期間内なら何度でも申請することが可能です。

4後遺障害等級第12級13号になったら、弁護士に無料相談!

慰謝料金相場の3基準比較
Q1

後遺障害等級第12級13号について弁護士に相談するメリットは?

後遺障害等級が認定されやすい提出書類を作成するためには、法律の知識も必要となります。
また、後遺障害慰謝料や逸失利益の計算も複雑です。
交通事故により後遺障害が残った場合、弁護士に相談してください。

弁護士の写真
Q2

弁護士に無料相談するなら?

後遺障害が残ってしまったら、まずは弁護士に相談しましょう。
弁護士への無料相談は、示談が始まる前からでも可能です。
後遺障害等級の他の悩みもお聞きしますので、事故直後からいつでもご相談ください。


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