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後遺障害等級第14級9号:慰謝料や逸失利益の金額は?裁判を起こす場合とは?

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  • 後遺障害等級第14級9号の慰謝料や示談金の金額は?
  • 裁判を起こすメリットは?
  • 裁判までの流れや、判決までにかかる期間は?

このページでは、示談交渉の経験豊富な交通事故専門のベテラン弁護士が後遺障害等級第14級9号の疑問についてお答えします。

※掲載情報はすべて2018年の最新版です。

1後遺障害等級の基礎知識

示談金の受け取りまでの流れ
Q1

後遺障害が残ると示談金や慰謝料が増える?

交通事故による怪我が重症であるとき、治療を続けても完治しない可能性があります。
治療を続行しても症状が改善しない状態を、症状固定と呼びます。
そして、症状固定になっても完治せず、残っている症状が後遺障害とされます。

後遺障害等級認定の手続きの流れ
Q2

後遺障害等級を認定するための申請方法は?

後遺障害慰謝料や逸失利益を請求するためには、損害保険料率算出機構に申請して後遺障害等級が認定される必要があります。
申請方法は二種類あり、事前認定では加害者側の任意保険会社が書類を提出します。
もう一つの申請方法である被害者請求では、被害者側にて書類を準備して提出します。

2むちうちの後遺障害が「第14級9号」に認定される場合

むちうちに関する後遺障害等級表の文言
149
局部に神経症状を残すもの
1213
局部に頑固な神経症状を残すもの
Q1

むちうちの後遺障害、14級9号と12級13号の違いは?

むちうちは自動車事故の代表的な症状であり、事故の際に首が鞭のようにしなることで発症し、首や肩の痛みの他に手のしびれ頭痛目まいなど様々な症状を併発します。
交通事故の後遺障害として認定される症状も、むちうちが最多となっております。
むちうちが後遺障害として認定される可能性のある等級は14級9号12級13号です。

14級9号/12級13号に認定された場合、非該当の場合の比較
項目 149 1213 非該当
後遺障害慰謝料(自賠責保険) 32万円 93万円 なし*
後遺障害慰謝料(弁護士基準) 110万円 290万円
労働能力喪失率 5%* 14%*

*傷害慰謝料や治療費などは請求できます

Q2

14級9号が認定された場合、慰謝料や示談金の金額は?

14級9号が認定された場合、労働能力喪失率は5%とされます。
第14級のときに自賠責から支払われる慰謝料は32万円、自賠責の支払い限度額は75万円になります。
任意保険会社は40万円程度の慰謝料を提示してきますが、弁護士に依頼した場合に請求できる慰謝料の相場は110万円となります。

3後遺障害等級の認定結果が不満なとき、裁判を起こすメリットは?

後遺障害等級の認定結果通知後の流れ
Q1

裁判までの流れや、判決までにかかる期間は?

後遺障害等級の認定結果に不服であった場合、まずは異議申立てを行うことができます。
そして、異議が認められなかった場合などに、訴訟を提起することになります。
基本的には、異議申し立てをせずいにいきなり裁判を起こすということはありません。

交通事故の裁判の流れ
Q2

裁判を起こすメリットとは?

裁判を行って後遺障害等級が変更されれば、加害者に請求できる示談金の金額を増額できます。
保険会社が提示した金額ではなく、裁判所の判断する適切な金額を請求できることが、被害者にとって最大のメリットです。
また、示談金などが支払われるまでの期間に応じて、遅延損害金を請求することもできます。

4後遺障害等級第14級9号になったら、弁護士に無料相談!

慰謝料金相場の3基準比較
Q1

後遺障害等級第14級9号について弁護士に相談するメリットは?

後遺障害等級が認定されやすい提出書類を作成するためには、法律の知識も必要となります。
後遺障害慰謝料や逸失利益の計算も複雑になる場合があります。
弁護士に相談して、専門家の力を借りましょう。

弁護士の写真
Q2

弁護士への無料相談ができる?

後遺障害が残ってしまったら、まずは弁護士に相談しましょう。
弁護士への無料相談は、事故直後からでも可能です。
後遺障害等級の被害者請求から保険会社との示談まで、何でもご相談ください。


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