【TFCC】とは?部位・症状を解説
TFCCとは、手の小指側にある組織です。
三角線維軟骨複合体とも呼ばれます。
TFCCは手首の動きをなめらかにする役割を担っていて、TFCCがあるおかげで、手首を安定させることができます。
TFCCが損傷することをTFCC損傷と呼び、TFCC損傷を負ってしまった場合、手首をひねるような動作をしづらくなることがあります。
なお、TFCC損傷は地面に強く手を打ってしまった場合などに生じます。
自動車事故の後、手首の痛み・曲げづらいといった症状を感じる場合は、病院で診断してもらい適切な処置を受けることを推奨します。
【TFCC損傷】の完治を目指す|治療の仕方を解説
TFCC損傷の初期治療では固定療法による経過観察が行われることが多いです。
しかし、損傷が重度であったり、固定療法を続けても症状が改善しない場合は、手術や手関節内のステロイド注射が行われることがあります。
【TFCC損傷】のリハビリのやり方とは|完治まで何ヶ月かかる?
TFCC損傷では、リハビリ方法はどのようなものになるのでしょうか。
TFCC損傷のリハビリでは、手のひらを下に向け、肘の内側から小指にかけて前後に、肘の外側から手の甲側に向かって、テニスボールを転がしてマッサージします。
また、手のひらを上にした状態で反対の手で手の甲側に、手のひらを下にした状態で反対の手で手のひら側に、それぞれ30秒以上ゆっくり肘を伸ばします。
TFCC損傷さらに、水入りペットボトルなどを握って腕を伸ばし、手のひら側、手の甲側に手を反らして筋力トレーニングをします。
リハビリ期間は、リハビリ開始時期、損傷部位やその程度によって異なります。