アトム法律事務所顧問医
奈良県立医科大学附属病院
藤井 宏真先生
類型:胃穿孔、腸間膜損傷、肝臓破裂
消化器とは食道、胃、腸、肝臓、膵臓などである。
外傷による消化器の損傷としては消化管穿孔、肝臓の損傷、破裂などが挙げられる。いずれにせよ腹腔内出血が認められる場合には、迅速な開腹手術による止血が必要となるケースも多い。
事故の衝撃などにより大きな外力が加わり、消化器に損傷が及んだことが原因。(外傷性に限る)
緊急性の高い態様ではすぐさま手術となる。
腹腔内の出血に対して詳細な検査を行った後なるべく迅速に止血を行う必要がある。態様によってはまず第一に止血と汚染の除去のみを行い、損傷した臓器の修復、摘出など根本治療を行う場合もある。
いずれにせよ専門の医療機関を受診し判断を仰ぐべきである。
アトム法律事務所顧問医
奈良県立医科大学附属病院
藤井 宏真先生