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472 脳震盪等で約1926万円の損害額認定|名古屋地裁

実例:名古屋地裁平成20年12月10日

信号待ちのため複数の自動車が停車している状況で、急ハンドルで右車線に出ようとした車が後方から進行していた車に追突されて押し出され、被害者の車に後方から追突した事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 神経障害

被害者データ

41歳・男性(会社役員)

事故時:自動車

過失割合

不明

入院期間 204日
事故日 2002/09/10
症状固定日 2004/03/01
固定まで 539日
後遺障害 14級
主な部位 頭部、体幹

総損害額

総額 1926万円

慰謝料 381万円
後遺障害慰謝料 100万円
治療費 704万円
逸失利益 280万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

脳震盪とは

のうしんとう

脳震盪

頭部外傷時に一過性の意識障害を生じさせるもの。完全に可逆的で後遺症は残らない。また、脳に器質的な変化も生じず、脳波や頭部MRIでも異常はない。
重症のものでは体動活動や呼吸さえ停止するものもある。脳震盪後に持続する自覚症状としては頭痛やめまい、耳鳴り、倦怠感、集中力低下や課題遂行の困難などが挙げられる。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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