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732 高次脳機能障害等で約2373万円の損害額認定|東京地裁

実例:東京地裁平成24年2月23日

丁字路交差点の優先道路を直進中の被害者車両と、安全確認を怠り右折中の加害者車両が出合い頭に衝突した事故。

症状・事故の概要

症状名

後遺障害

  • 高次脳機能障害

被害者データ

34歳・男性(給与所得者)

事故時:自転車

過失割合

不明

入院期間 21日
実通院日数 456日
事故日 1999/04/15
症状固定日 2001/04/01
固定まで 718日
後遺障害 12級(併合あり)
主な部位 頭部、上肢、体幹

総損害額

総額 2372万円

慰謝料 490万円
後遺障害慰謝料 290万円
治療費 299万円
逸失利益 1367万円
弁護士費用 83万円
※慰謝料は傷害慰謝料(入通院慰謝料)と後遺障害慰謝料の認定金額(家族分含む)の合計額 ※損害賠償は過失割合が加味される前の総損害額

高次脳機能障害とは

こうじのうきのうしょうがい

高次脳機能障害

注意、記憶、統合などの高次脳機能に異常がみられる状態を指す。昨今では画像診断の発達などにより、大脳の広範な部位の障害と考えられるようになった。
高次脳機能障害は軽傷の場合発見しにくいこともあり、家族など普段本人によく接触している人からの情報が必要な場合もある。

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藤井宏真先生

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生

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