6人の弁護士がこの記事に回答しています

自転車事故の被害にあってしまった…示談金の内訳は?保険はどうなる?

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  • 自転車事故の被害を受けた!
  • 過失割合を計算する方法は?
  • 加害者との交渉はどうやって進める?

このページでは、示談交渉の経験豊富な交通事故専門のベテラン弁護士が自転車事故の被害者が抱くお悩みについてお答えします。

※掲載情報はすべて2018年の最新版です。

1自転車事故の被害者になるリスクと、事故を予防するための安全運転

自転車事故を予防するポイント
自転車安全利用五則
1:自転車は、車道が原則、歩道は例外
2:車道は左側を通行
3:歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
4:安全ルールを守る
5:子どもはヘルメットを着用

Q1

自転車事故を予防するポイントは?

「車道は自動車が走っていて不安なので歩道を運転する」という自転車ドライバーも多いですが、自転車事故の事故類型では出会い頭衝突が最も多いです。
歩道を走っている自転車は自動車に認定されづらいため、車道に飛び出したときに事故にあう可能性が高くなるのです。
交通ルールを順守して車道を走ることは、自身の安全を守ることにもつながります。

子供・高校生・高齢者における、事故負傷時の状態の割合*
5~9 15~19 75~79
自転車乗車中 25% 40% 25%
自動車乗車中 45% 35% 45%
歩行中 30% 25% 20%

*警察庁交通局作成「平成29年中の交通事故の発生状況」参照

Q2

自転車事故の被害者になる可能性は?

2017年における交通事故の負傷者は約58万人ですが、そのうちの約9万人は自転車乗用中に事故にあっています。
自動車乗用中について2位であり、自転車乗用中の負傷者数はバイクなどの二輪車乗用中や歩行中の負傷者数を上回っています。
自転車運転手は事故の加害者になる可能性もありますが、自動車や二輪車と比べると交通弱者であり、被害者となる可能性も高いのです。

2自転車事故の示談と慰謝料

慰謝料は示談金の一部
Q1

慰謝料と示談金の関係は?

精神的苦痛に対する賠償金が慰謝料となります。
特殊な事例を除いて、物的損害に関した精神的苦痛は慰謝料の対象となりません。
怪我や後遺症などの人的損害に関わる精神的苦痛に対して、慰謝料が支払われます。

示談の流れ
Q2

自転車事故の示談の流れは?

自転車事故の被害者になった場合、加害者に損害賠償を請求することが可能です。
示談を行い、賠償金の金額について加害者側と被害者側が交渉することになります。
示談金には、治療費や休業補償などの様々な項目が含まれます。

3自転車事故の被害者が請求できる保険について

任意保険と自賠責
Q1

加害者側の保険の種類とは?

基本的に、自動車の運転手は自賠責保険に強制加入しています。
そのため、人身事故では自賠責保険に損害賠償を請求することが可能です。
ただし、自賠責保険の補償額には限度があるため、被害者の損害額が自賠責保険の補償範囲を上回る場合も多いです。

保険会社とのやり取り
Q2

被害者自身の保険を使える場合は?

交通事故では、被害者自身が加入している保険も利用できます。
最も利用する機会が多いのは自動車保険となります。
被害者が歩行中であったり自転車に乗っていた場合の事故でも、自動車保険が適用できる可能性があります。

4自転車事故の被害にあったら、弁護士に相談しよう!

示談金の増額例
Q1

自転車事故の慰謝料をより多く受け取るためには?

通常、示談交渉の相手は加害者側の保険会社です。
示談の経験が豊富な担当者が、交渉の相手となります。
被害者自身が交渉を行うと、不利である場合が多々あります。

弁護士の写真
Q2

自転車事故の示談交渉について弁護士に相談する方法は?

示談金の金額は、事故直後からの対応で変わります
。後の示談を見すえて、自転車事故の直後から対応を開始しましょう。
弁護士には、示談が始まる前から無料相談することができます。


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