歯の外傷は転倒や衝突を原因として、乳児や学童などに多発している。
損傷の形態としては、歯冠の破折や歯の脱臼などが挙げられる。後者については脱落（完全脱臼）、亜脱臼、陥入などの種類がある。いずれにせよ整復、修復を試みるが、態様によってはそれが叶わない場合もある。

主な原因

転倒や事故などの衝撃により大きな外力が作用することが原因。

治療・良くなる方法

• 歯の整復、修復
• 固定

歯の脱臼については、歯槽骨の整復とともに歯を受傷前の位置に整復して固定する。歯冠の破折についても修復処置を行う。
ただし、損傷の態様により修復が叶わない場合もあり得る。
いずれにせよ専門の医療機関を受診すべきである。

アトム法律事務所顧問医

奈良県立医科大学附属病院

藤井 宏真先生