【高次脳機能障害の損害賠償】判例から損害賠償の内訳が分かる

高次脳機能障害の損害賠償の内訳をみるまえに、高次脳機能障害の症状を押さえておきましょう。

高次脳機能障害によって、

• 社会にうまく適応できない
• 人と関係を築くことが難しい

↓

こういった苦しみがあることを前提にお読みください。

東京地裁 平成21年（ワ）第10486号

後遺障害認定：別表第1後遺障害等級表1級1号

損害賠償の内訳（一部抜粋）

• 治療費：737万4840円
• 将来介護費：8954万7640円
• 逸失利益：1億2024万1277円
• 後遺障害慰謝料：3200万円
• 入通院慰謝料：480万円

札幌地裁 平成20年（ワ）第342号

後遺障害認定：併合4級（高次脳機能障害は5級2号）

損害賠償の内訳（一部抜粋）

• 治療費：546万7022円
• 将来介護費：686万9117円
• 逸失利益：9085万1648円
• 後遺障害慰謝料：1840万円
• 入通院慰謝料：300万円

大阪地裁 平成16年（ワ）第3473号

後遺障害認定：後遺障害等級表2級3号
※等級は平成13年政令第419号による改正前のもの

損害賠償の内訳（一部抜粋）

• 治療費：1012万930円
• 将来介護費：5235万8040円
• 逸失利益：9010万6387円
• 後遺障害慰謝料：2300万円
• 入通院慰謝料：300万円

ここまでお読みいただきありがとうございます。
以下の関連記事では高次脳機能障害の判例について、高次脳機能障害と認定された背景を詳しく解説しています。
一つの判例でもいろいろな見方があります。
取りあげている判例も違いますので、関心のある方はお役立てください。

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高次脳機能障害の損害賠償に関しては、「医学的な知識」が重要なポイントです。
ですから弁護士選びの際には交通事故の解決実績に着目してほしいです。

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