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作成:アトム弁護士法人(代表弁護士 岡野武志)

硬膜下血腫後遺症

硬膜下血腫の後遺症|麻痺などの症状、慰謝料やリハビリについて解説

交通事故で硬膜下血腫になったら

交通事故で頭部に衝撃を受けると、硬膜下血腫が発生する可能性があります。これは数ヶ月経ってから発覚することもあるため、注意が必要です。

  • 硬膜下血腫の症状や後遺症は?
  • 事故後数ヶ月間は症状がなくても要注意とはどういうこと?
  • 硬膜下血腫で後遺症が残ったら慰謝料はどれくらいもらえる?

後遺症が残る可能性もある硬膜下血腫について、詳しく解説していきます。


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硬膜下血腫の後遺症|症状や後遺症、慰謝料を解説

硬膜下血腫の原因と症状

硬膜下血腫とは
  • 概要:頭蓋骨の下にある硬膜下とくも膜下の間に出血が溜まり、ゼリー状の血腫ができあがること。この血腫が脳を圧迫することで、様々な症状が発生する。
  • 原因:頭部への衝撃。比較的軽い衝撃でも発生することがあり、特に高齢者に多い。
  • 硬膜下血腫には、急性と慢性がある
  • 急性硬膜下血腫:衝撃を受けた後3日以内に発生する。脳挫傷との合併症として起こることが多い。脳挫傷について詳しくはこちら
  • 慢性硬膜下血腫:3週間~3か月程度たってから発生する慢性硬膜下血腫がある。

出てくる症状は、急性硬膜下血腫と慢性硬膜下血腫で異なります。
それぞれについて見てみましょう。

硬膜下血腫の症状
急性▼意識障害。衝撃を受けた直後から見られることも多い。
▼半身麻痺、言語障害、脳神経症(脳挫傷の症状として)
慢性▼頭痛・吐き気
▼言語障害
▼痴呆
▼半身麻痺

硬膜下血腫の注意点は、以下の通りです。

  • 慢性の場合、3週間~3ヶ月後まで何の症状も出ないことが多い。その間に示談をしてしまわないためにも、一度医師に診てもらうことが大切。
  • 硬膜下血腫はレントゲン写真では写らないこともあり、CT画像やMRI画像での確認が重要
  • 後遺症が残る可能性は、慢性の場合は比較的低いと言われているが、急性では可能性がある。

ではここからは、硬膜下血腫でどのような後遺症が残る可能性があり、その後遺症に対していくらの後遺障害慰謝料が請求できるのかをご紹介します。

硬膜下血腫の後遺症|麻痺の場合

硬膜下血腫では、後遺症として麻痺が残る可能性があります。
麻痺には、以下のような種類があります。

麻痺の種類

四肢麻痺、対麻痺、単麻痺に分けて、該当する後遺障害等級と後遺障害慰謝料をご紹介します。

四肢麻痺の場合
等級慰謝料
程度
12800万円
①基本的な動作ができない
②できる動作にかなりの制限があり、食事・入浴・用便・更衣等につき常時要介護
22370万円
できる動作にかなりの制限があり、食事・入浴・用便・更衣等につき随時要介護
31990万円
できる動作にかなりの制限がある
51400万円
動作の精密さ、速度に相当の影響がある
片麻痺の場合
等級慰謝料
程度
12800万円
1側上下肢について基本的な動作ができず食事・入浴・用便・更衣等につき常時要介護
22370万円
1側上下肢について基本的な動作ができない
51400万円
1側上下肢についてできる動作にかなりの制限がある
71000万円
1側上下肢について動作の精密さ、速度に相当の影響がある
単麻痺の場合
等級慰謝料
程度
51400万円
1上肢または下肢について基本的な動作ができない
71000万円
1上肢または下肢についてできる動作にかなりの制限がある
9690万円
1上肢または下肢について動作の精密さ、速度に相当の影響がある

その他、痛みや痺れなど軽度な神経症状が残る場合もあります。
そうした場合は、以下の等級が認定される可能性があります。

軽微な神経症状の場合
等級慰謝料
程度
12290万円
レントゲン写真やMRI画像で以上が確認でき、痺れや痛みがあると証明できる
14110万円
画像等で異常は確認できないが、各種検査の結果や自覚症状から、痛みや痺れがあると十分推測できる

硬膜下血腫の後遺症|言語障害の場合

硬膜下血腫では、言語障害が残る可能性もあります。
具体的には、以下のような言語障害があります。

  • 言葉が出てこない
  • いい間違いが多くなる
  • うまく文章を組み立てられず支離滅裂なことをいう
  • 言葉や話を聞いても理解しにくい
  • 文字を読んでも理解しにくい

など

後遺障害等級認定では、言語障害は以下の4種の子音がどの程度発音できるかがポイントとなります。
なお、咀嚼障害が伴う場合は、それも考慮されます。

4つの語音
  • 口唇音:ま、ぱ、ば、ふ、わ行
  • 歯舌音:な、た、だ、ら、さ、しゅ、じゅ、し、ざ行
  • 口蓋音:か、が、ひ、にゅ、ぎゅ、ん、や行
  • 咽頭音:は行
言語障害の場合
等級慰謝料
程度
12800万円
4種の子音のうち3種以上の発音ができず、なおかつ流動食しか摂取できない
31990万円
4種の子音のうち、3種以上の発音ができなくなった場合
41670万円
4種の子音のうち2種の発音ができず、なおかつ粥食程度の飲食物以外は摂取できない
61180万円
4種の子音のうち2種の発音ができない
9690万円
4種の子音のうち、1種の発音ができず、なおかつある程度の固形食は摂取できるが、咀嚼が十分でない
103550万円
4種の子音のうち1種の発音ができない

硬膜下血腫の後遺症|認知症の場合

硬膜下血腫の結果認知症の症状がみられるようになった場合には、労働への影響度をもとに後遺障害等級が判断されます。
その後遺障害等級と慰謝料は、以下のようになります。

認知症の場合
等級慰謝料
程度
31990万円
終身仕事や家事をすることができない
51400万円
特に軽易な仕事・家事以外はすることができない
71000万円
軽易な仕事・家事以外はすることができない
9690万円
することができる仕事・家事が相当な程度に制限される
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硬膜下血腫の後遺症は弁護士に相談

硬膜下血腫の後遺症|弁護士相談は必要か

交通事故で硬膜下血腫になった場合、弁護士に相談することをお勧めします。
理由としては、以下の通りです。

後遺障害等級は、必ずしも認定されるとは限らない。

→特に高齢者の硬膜下血腫の症状は、加齢による認知障害などと判断されやすい。書面のみから審査されることが基本であるため、戦略が必要。

示談での増額交渉は弁護士でないと難しい

→示談交渉で加害者側保険会社は、ここでご紹介した金額よりも大幅に低い金額を提示してくる傾向にある。この増額交渉は、弁護士によるものでなければ聞き入れてもらえないことも多い。

弁護士に相談しないまま後遺障害等級認定を受けて等級が認定されなかったり、示談交渉に臨んで主張が受け入れられなかったりすると、本来なら妥当と思われる金額よりも低い金額しか受け取れない可能性が高いです。

妥当な等級を認定してもらい、妥当な金額を受け取るためには、弁護士に相談することが重要です。

アトム法律事務所の実例紹介

では、実際に弁護士に依頼して後遺障害等級が認定された事例、示談金が増額された事例をご紹介します。
アトム法律事務所の、硬膜下血腫の事例です。

満足度90%超え
アトム法律事務所の実績①
獲得金額302万円
等級1213
解説急性硬膜下血腫で後遺障害等級を獲得した事例。
獲得できる見込みの金額はいくらかというご相談を受け確認したところ、後遺障害等級が認定される可能性があると判断。
後遺障害等級認定の申請をサポートして等級を獲得し、加害者側との示談交渉で302万円を獲得。
アトム法律事務所の実績②
獲得金額1924万円→2823万円
等級910
解説示談金額の増額に成功した事例。
ご相談いただいた時点で後遺障害等級を獲得済み、加害者側から示談金を提示された状態だった。
提示額には増額の余地があり、増額交渉をした結果、2923万円に増額。

その他硬膜下血腫等の実績を確認したい方はこちら

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相談の中で無理に契約を勧めることはありません。お気軽にご連絡ください。

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弁護士プロフィール

岡野武志弁護士

(第二東京弁護士会)

第二東京弁護士会所属。アトム法律事務所は、誰もが突然巻き込まれる可能性がある『交通事故』と『刑事事件』に即座に対応することを使命とする弁護士事務所です。国内主要都市に支部を構える全国体制の弁護士法人、年中無休24時間体制での運営、電話・LINEに対応した無料相談窓口の広さで、迅速な対応を可能としています。